インフルエンザってだ液でうつる?飛沫感染を防ぐ方法はこの3つ!

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我々が関わっている患者さんのご家族も、

インフルエンザに感染する季節になりました。

インフルエンザの感染経路として、

飛沫感染は大きな割合を占めます。

この飛沫感染っていったい何でょう?

飛沫感染は、予防できるのでしょうか?

飛沫感染を防ぐ3つの方法とは?

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飛沫感染とは?

飛沫感染とは、

すでにインフルエンザにかかっている人が

咳・くしゃみ・おしゃべりなどをする事で、

インフルエンザウイルスが含まれる

唾液や鼻汁などの体液が微粒子となって飛び、

近くに居る人の口や鼻に入って感染する経路です。

「唾液って、そんなに遠くへは飛ばないでしょ?」

と、思いがちですが、

咳やくしゃみで唾液が細かい微粒子になると、

2mほどは飛ぶと言われますから、

テーブル1台程度なら両端に座っていても

十分に届く距離です。

飛沫感染を防ぐ方法として有効なのは3つです。

①怪しい人には近付かない

ひどい咳をしている人・・・

鼻をズルズルいわせている人・・・

顔が赤く熱のありそうな人・・・

このような風邪の症状が出ている人がいた場合は、

なるべく近寄らない事が大事です。

もちろんこれらの症状がみられるからといって

インフルエンザとは限りませんが

”君子危うきに近寄らず”

少しでも危険性のある方には近寄らない方が無難です。

「マスクをしている人が怪しいんじゃない?」

と思われるかもしれませんが、

最近では予防でマスクを着用している方も

たくさんおられますので、

マスクの着用の有無より、

体の状態で判断した方が良いです。

ちなみに私は、スーパーなどで

咳や鼻声などの症状が出ている怪しい方を見掛けたら、

そのスーパーをすぐ出る事もありますし、

レジスタッフが怪しい時は、

混んでいても他のレジが空くまで待ちます。

まあ、ここまでする必要はありませんが、

なるべく近寄らないように注意しましょう。

②マスクの着用

インフルエンザウイルスより

マスクの繊維の目の方が大きいので

ウイルスがマスクの目を通り抜けるため

マスクでは予防効果が無いと言われますが、

これは、後述する空気感染の場合で、

・飛沫を吸い込むのを防ぐ

・喉や鼻を保湿する

という働きで、マスクも予防には

十分効果があります。

インフルエンザの予防策として

「人込みに入らない」

という事がよく出てきますが、

東京などの都会にお住まいで、

電車など公共交通機関を利用して

通勤していらっしゃるような方が

「人込みを避ける」

のは不可能です。

人が密集する満員電車の中で

飛沫感染を防ぐには、

マスクを着用して、

飛沫している微粒子を

吸い込まないようにするのが大事です。

ただし、

ちゃんと顔にフィットしていないマスクだと、

隙間から微粒子が入ってきますので、

安い簡易なマスクではなく、

ちょっと高めでも

顔にフィットするマスクの着用をお勧めします。

更に、マスクを着用する事で

喉や鼻の保湿ができ、

免疫力が落ちるのを防げますので、

感染予防策としては有効です。

ちなみに、マスクの保湿効果は

夜の就寝時にも非常に大きな役割を果たしてくれます。

予防としてはもちろんですが、

ちょっと「なーんかノドがイガイガするな・・・」なんて、

風邪の症状を感じた時にマスクをして寝ると

朝には症状が落ち着いている事は多々あります。

就寝時にはノドや鼻が乾燥しやすくなり、

ウイルスが繁殖しやすいのですが、

マスクをして寝ると、

保湿されるためウイルスの繁殖を抑えてくれ、

軽い症状であれば免疫力が発揮されて

本格的な発症を抑えてくれるという訳です。

ただし、これは普通の風邪に対してであり、

インフルエンザのように繁殖力が強いウイルスでは

感染後だと発症は防げません。

あくまでも感染の予防策としてですが、

ぜひ実践をおすすめします。

③うがい

最近では、うがいは効果が無いとよく言われるようになりました。

これは、インフルエンザウイルスが体内に入り、

細胞に入るまでに20分しかかからないので、

”家に帰ってうがいをしても間に合わない”

という事がわかってから言われるようになったのですが、

逆に考えれば、

”20分以内にうがいをすればOK”

とも言えます。

うがいを20分以内ごとに頻繁に行えば、

うがいの効果は十分に発揮できます。

「駅や道端でうがいなんてできるわけないでしょ・・・」

と、思われるでしょうが、

大丈夫です。

うがいした水分は飲み込んでも良いんです。

ウイルスごと飲み込んでも

胃でウイルスを消化してくれます。

ただし、人前で

「ガラガラガラ・・・ごくん・・・」

なんて飲み込むと汚らしいですよね(苦笑)

うがいをするより効果は薄くなりますが、

ペットボトルで水やお茶などを

頻繁に飲み続けるだけでも良いです。

ノドの解剖学的な構造として、

何かを飲み込む時には気管の方へ行かないよう

喉頭蓋という蓋が閉じて

気管と食道を分けるので、

水分を飲むだけでは気管の洗浄はできませんが、

咽頭(のどの入り口)は洗浄できるので

頻繁に水分を飲めば十分予防効果があります。

さらに、摂取する水分を緑茶にする事で、

予防効果は各段に高まります。

緑茶に含まれるカテキンには
ウイルスが細胞への吸着する事や
細胞内での増殖を抑える効果があります。

また、同じく緑茶に含まれるテアニンには
免疫力を高める効果があります。

これらの効果から、

ペットボトルの緑茶をこまめに飲む事で

インフルエンザウイルスが繁殖する事を

抑えられるわけです。

この方法にはノドの保湿効果としても有効で、

保湿としてもウイルスの増殖を抑えてくれます。

更に、ご自宅では、

”鼻うがい”

をおススメします。

鼻うがいとは、水やお茶を鼻から吸い込み

口から出すうがいですが、

普通のうがいだとノドだけしか洗浄できませんので

鼻の洗浄もできる、この”鼻うがい”を是非おススメします。

インフルエンザってだ液でうつる?飛沫感染を防ぐ方法はこの3つ! まとめ

まとめ

1 飛沫感染とは?
唾液や鼻汁などの体液が微粒子となって飛び、近くに居る人の口や鼻に入って感染する経路。

 ①怪しい人には近付かない
  風邪の症状が出ている人には、なるべく近寄らない事が大事。
 

 ②マスクの着用
  飛沫している微粒子を吸い込まないようにする。
  喉や鼻の保湿ができ、免疫力が落ちるのを防げる。
 

 ③うがい
  ペットボトルの緑茶をこまめに飲む事でインフルエンザウイルスが
繁殖する事を抑えられる。

インフルエンザは増殖力が非常に強く、

よっぽど体力が強い人でなければ、

感染してしまったら最後、ほぼ発症します。

発症すれば、39度近い熱が48時間以上続き、

関節も痛み、下手するとお腹も壊します。

強い症状が静まっても、咳は続き、

気管支炎に移行して、2か月以上苦しい咳が続く事もあります。

これなら、まだましな方で、

下手をすると命に関わる事もあります。

こんな思いをするのなら、普段の予防なんてどうって事ない労力です。

面倒くさいかもしれませんが、

習慣化してしまえば、完全に生活に溶け込みますので、

歯を磨くのと同じくらいの労力となります。

このブログを読んだ事をきっかけにして、

今すぐ始めましょう!

「明日からやろう!」

と思った方は明日もやりません(笑)

何でもいいですから、今から出来る事を今からやってみて下さい!

10年後には

「もう10年間、風邪ひいた事ないです!」

と自慢しているあなたが居るはずです(笑)

頑張って下さい!

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