インフルエンザで死ぬ人は年間1万人?インフルエンザに市販薬は効く?

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今年も寒い季節がやってきました。

私個人としては寒い方が身が引き締まる感じがして、

個人的には好きなのですが・・・

我々が関わっている患者さんも、

乾燥でインフルエンザなど感染性の病気に

かかりやすくなる季節ですので、

あまり喜んでもいられません。

今回は、インフルエンザの恐ろしさと、市販薬についてお話したいと思います。

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インフルエンザの死者数は年間1万人?

お元気な方がインフルエンザにかかったら、

高い熱や激しい咳・鼻水などで苦しまなきゃいけませんが、

3日ほどで症状が緩やかになり、10日もすれば元の生活に戻れます。

しかし、高齢者や糖尿病など体の免疫力が弱くなっている方は油断すると重症化して命に関わり、

年間の死者数は1万人にも達します。

免疫力とは、自分の体を守るために生物が元々持っている仕組みです。

免疫力が高ければ、

インフルエンザウイルスが体の中に入ってきても、

ウイルスと戦ってくれるため、

ウイルスの増殖を防いでくれます。

しかし、免疫力が弱った状態でインフルエンザウイルスに感染すると

体がウイルスに勝てず、

インフルエンザウイルスが体の中でどんどん増殖していきます。

そもそも、発熱・咳・くしゃみ・鼻水などの風邪の症状自体が免疫力の一部です。

発熱は、

体温を上げて抗体がウイルスと戦いやすいようにしてあげようとするものですし、

咳・くしゃみ・鼻水は、

のどや鼻の中で増殖しようとするウイルスを体の外に出そうとするものです。

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実際に、私が関わった高齢者や障害を持った方々では、

発熱・咳・くしゃみ・鼻水などの症状は一切出ていないのに、

ある日突然高い熱が出て、

病院に行くと”肺炎”と診断が出て入院される事があります。

その原因は何か?と調べてみると・・・

ご家族からインフルエンザをうつされていたという方も

多くいらっしゃいました。

注意しなければいけないのは、

高齢者の場合だと

通っているデイサービスや入所している施設のスタッフから、

障害児の場合は

学校で同級生や先生から

うつされるパターンも非常に多かった事です。

介護・福祉の従事者にも関わらず感染予防の甘さに頭に来て

施設に怒鳴り込んだ事もあります(笑)

インフルエンザに市販薬は効く?

市販の風邪薬は、発熱・咳・鼻水などの症状を抑えるだけ

インフルエンザを治してくれるわけではありません。

ですので、自己判断で市販の薬を飲み、

症状を抑える事自体がインフルエンザを悪化させる事につながるのもあるのは

頭に置いておいた方が良いです。

普通の風邪の場合、元気な方であれば、

市販薬を飲んで症状を緩和しながら無理をしないようにすれば、

何とか乗り切れるでしょう。

しかし、インフルエンザの場合はそうはいきません。

市販薬で症状を緩和しながら無理をすればするほど悪化していきます。

もちろん、これで乗り切れる強靭な肉体を持った

スーパーマンのような方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、普通の体力しかない方々は、

こうはいきませんので十分注意する必要があります。

介護・福祉の現場でも、

高齢者や患者さんは

日常的に病院に通っていらっしゃいますから、

「なんか調子が悪いな・・・」

と思われた時や、ご家族が気付いた時は

早めに病院で受診されるのですが・・・

病院や施設のスタッフは、

調子が悪くても、市販の風邪薬を飲んで、

我慢して仕事に出てくるパターンがすごく多いです。

インフルエンザが流行する時期に調子の悪そうなスタッフを見かけたら

無理をせず病院受診して休むように声をかけていました。

感染性の病気かもしれないのに、

無理をして仕事に出てくる事自体は感染予防として褒められる事ではないのですが・・・

「周りに迷惑をかけたくない」

という、悪気のない気持ちで仕事に出て来る気持ちもわかるので、

注意するのには結構困りますね(泣)

インフルエンザで死ぬ人は年間1万人?インフルエンザに市販薬は効く? まとめ

まとめ

1 インフルエンザの恐ろしさとは?
高齢者や糖尿病など体の免疫力が弱くなっている方は、油断すると重症化して命にも関わる。

2 インフルエンザに市販薬は効く?
市販の風邪薬は、発熱・咳・鼻水などの症状を抑えるだけでインフルエンザを治してくれるわけではない。

どうですか?

インフルエンザの恐ろしさを分かっていただけたでしょうか?

是非ともインフルエンザから身を守って下さい!

高齢者や病気をお持ちの方、小さい子供達など

弱い立場の方々は、自分で防げない事が多いので、

周りの方々が守ってあげて下さいね♪

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