ひざ痛の解消は運動が一番!運動でプロテオグリカンも増やせる?

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多くの人が悩んでいる膝痛。

我々が関わって、膝の治療を受けられる方は後を絶ちません。

国民病とも言える、この膝痛の原因は何でしょう?

膝痛の助けになるプロテオグリカンとはどんなものでしょう?

膝痛を改善するには、どんな運動をすれば良いのでしょう?

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ひざ痛の原因は?

一般的な、ひざ痛の原因として、

・変形性膝関節症
・半月板損傷
・関節リウマチ
・ランナー膝(腸脛靭帯炎)
・鵞足炎
・内側側副靭帯損傷
・後十字靭帯損傷
・ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)

があります。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、軟骨がすり減ったり、関節の表面がザラザラになって、滑らかな動きが障害され、

・関節の変形
・運動時の痛み
・膝が曲がりにくくなる

事などにより、立ったりする時や歩く時に痛みが出ます。

半月板損傷

半月板損傷は、膝関節の大腿骨と脛骨の間にあってクッションの役割をする半月という軟骨が損傷するケガです。
半月板損傷になると、膝の曲げ伸ばしの時にひっかかりや痛みが出ます。

関節リウマチ

関節リウマチは、関節が炎症を起こして、軟骨や骨が破壊されていく病気です。
進行すると関節が変形してしい、腫れや激しい痛みが出ます。
特徴として、
・関節を動かさなくても痛みが生じる
・左右の関節で同時に症状が生じやすい
が他の膝の病気と異なる部分です。

ランナー膝(腸脛靭帯炎)

腸脛靭帯炎は、ランニングなどで、膝の曲げ伸ばしをくり返す事で痛みが出るため、ランナー膝とも呼ばれています。
原因は、腸脛靭帯が膝の外側の骨と摩擦をくり返し、腸脛靭帯が炎症を起こして膝の外側に痛みを生じます。

鵞足炎

鵞足炎は、膝の曲げ伸ばしを何度も繰り返す事で、膝の内側の骨と鵞足が擦れて膝の内側に痛みを生じます。

内側側副靭帯損傷

内側側副靭帯は、膝の内側にある靭帯で、膝が横に曲がって内側が広がるような力がかかると損傷するケガです。

後十字靭帯損傷

後十字靱帯は、膝の関節内にあり主に膝関節を伸ばす、曲げる、回転するのを制限して、膝下の脛骨が後へずれる事で損傷します。

ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)

膝蓋靭帯は、太ももの筋肉(大腿四頭筋)と、膝のお皿(膝蓋骨)をつなぐ靭帯です。
過度に膝の曲げ伸ばしを繰り返す事で炎症が起こり痛みが出るので、ジャンパー膝とも呼ばれています。

などがあります。

この中で、ひざ痛の原因として一番多いのが、変形性膝関節症です。

変形性膝関節症とは


出展:ビー・ブラウンエースクラップ

変形性膝関節症は、4対1で女性に多く、高齢になるほど多くなり、

症状としては、膝の痛みと膝に水が溜まります。

最初は、立ち上がる時や歩く時など、膝に体重がかかると痛みが出ますが、痛みが出てから休めば楽になります。

進行すると、階段の昇り降りや正座ができなくなり、

末期になると、じっとしていても痛み、変形が出てきます。

原因は、加齢や肥満で膝関節の軟骨がすり減る事ですが、生まれつき軟骨が弱い方もいらっしゃいます。

変形性膝関節症の治療

変形性膝関節症の病院での治療は、

・内服薬(消炎鎮痛剤)
・外用薬(シップなど)
・注射(ヒアルロン酸など)
・筋力トレーニング(大腿四頭筋)
・ROM(膝の関節可動域訓練)
・物理療法(ホットパックや極超短波など)

があります。

症状が強い場合は、膝の装具を作りますが、

更に症状が強い場合や悪化した時には、手術をする必要があります。

手術には、

・関節鏡(内視鏡で関節内の清掃をする手術)
・高位脛骨骨切り術(骨を削って変形を修正する手術)
・人工膝関節置換術(人工の骨を関節に埋め込む手術)

があり、

一番軽い関節鏡では、入院はほとんどの場合1泊2日で済み、退院後の診察は、初めの1週間は1日おき、その後1〜2ヶ月は1週間に1回程度となり、

3ヵ月ほどで普通に歩けるようになります。

一番重い、人工膝関節置換術の場合は、通常入院は1ヶ月程度で、その後6か月ほどは通院する事になりますが、術後の経過は個人差が大きく、

経過が悪いケースは数年間も腫れや痛みが取れない事も珍しくありません。

変形性膝関節症の解消にはプロテオグリカン?


出展:online.euglena.jp

プロテオグリカンとは、タンパク質に糖が結合した糖タンパク質の一種です。

保水性に優れているため、膝の軟骨でヒアルロン酸と結合して、緩衝作用により関節の動きを助けます。

変形性膝関節症には、このプロテオグリカンが良いと言われますが、

プロテオグリカンは熱に弱く、食物から摂取する事は難しいと言われていますので、サプリメントなどで熱を加えず摂取する必要があります。

また、プロテオグリカンは軟骨細胞を活性化する事で増やす事ができますので、ウォーキングなど軽い運動をする事も大事です。

変形性膝関節症の解消には運動が一番

変形性膝関節症を解消するためには、

・ストレッチ
・筋トレ
・歩行

などの運動が必要です。

ストレッチ

膝のストレッチ

①仰向けに寝て、片方のひざを曲げます。

②曲げた膝を両手で抱えます。

③太ももの表が伸びるのを感じながら、抱えた膝を胸のほうにゆっくりと引き寄せます。

左右それぞれ5回ずつ行います。

筋トレ

マッスルセッティング

①仰向けに寝て、片方のひざの下に直径10㎝ほどのタオルやボールを入れます。

②カカトを床から離さないようにしながら、膝の下に入れたタオルかボールを潰すように、ゆっくり膝を伸ばします。

③ゆっくり力を抜いて元の位置に戻します。

左右それぞれ10回ずつ行います。

脚の横上げ運動

①横向きに寝て、上側になる脚の膝を伸ばします。

②上側の脚をゆっくり挙げます。

③45度ほど挙がったたら、ゆっくり下ろして元の位置に戻します。

左右それぞれ10回ずつ行います。

歩行

小分けウォーキング

変形性膝関節症の場合、ジョギングやランニングなどの膝に圧力がかかる運動はしない方が良く、ウォーキングで十分です。

また、ウォーキングのような軽い運動を続ける事で、軟骨細胞を活性化する事ができ、関節運動を助けるプロテオグリカンを増やす事ができます。

一度に長い時間歩くと、膝に負担がかかりますので、無理なく小分けにして、

1回10分のウォーキングを1日3回繰り返す歩行をオススメします。

ひざ痛の解消は運動が一番!運動でプロテオグリカンも増やせる? まとめ

まとめ

1 ひざ痛の原因は?
一般的な、ひざ痛の原因として、
・変形性膝関節症
・半月板損傷
・関節リウマチ
・ランナー膝(腸脛靭帯炎)
・鵞足炎
・内側側副靭帯損傷
・後十字靭帯損傷
・ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)
があります。
この中で、ひざ痛で一番多いのが、変形性膝関節症です。

2 変形性膝関節症とは?
4対1で女性に多く、高齢になるほど多くなり、症状としては、膝の痛みと膝に水が溜まります。

3 変形性膝関節症の治療
病院での治療は、
・内服薬(消炎鎮痛剤)
・外用薬(シップなど)
・注射(ヒアルロン酸など)
・筋力トレーニング(大腿四頭筋)
・ROM(膝の関節可動域訓練)
・物理療法(ホットパックや極超短波など)
があります。

手術には、
・関節鏡(内視鏡で関節内の清掃をする手術)
・高位脛骨骨切り術(骨を削って変形を修正する手術)
・人工膝関節置換術(人工の骨を関節に埋め込む手術)
があります。

4 変形性膝関節症の解消にはプロテオグリカン?
プロテオグリカンとは、タンパク質に糖が結合した糖タンパク質の一種です。保水性に優れているため、膝の軟骨でヒアルロン酸と結合して、緩衝作用により関節の動きを助けます。

5 変形性膝関節症の解消には運動が一番

変形性膝関節症を解消するためには、
・ストレッチ
・筋トレ
・歩行
などの運動が必要です。

ひざ痛は、悪化すれば手術を受けなければいけなくなり、

術後の経過が悪い方は、術前より悪くなり、ずっと苦しむ事になります。

症状が軽いうちに、面倒臭がらずに大きな病院を受診して、適切な検査と治療を受ける事を、強くオススメします。

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