血糖値が上がらない甘味料はこの6つ それぞれの特徴は?安全性は?

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糖尿病の方々のリハビリは、運動療法と同時に、食事療法も連携を取りながらご指導します。

そこで、血糖値を上げない食品の質問をよく受けます。

血糖値を上げない食品って、どんな甘味料を使っているのでしょうか?

それぞれ特徴はあるのでしょうか?

安全性はどうなんでしょうか?

糖尿病の人は、なぜ甘いものを食べてはいけないのか?

糖尿病の方は、病院でドクターや看護師さんに、

「甘い物はあまり食べないようにして下さいね」

なんて、耳にタコができるほど言われると思います。

糖尿病の方が甘い物を食べてはいけないのは、ズバリ!

「血糖値が上がるから」

ですよね?

なぜ糖尿病は血糖値が上がる?

なぜ糖尿病の方は、血糖値が上がりやすいのか?

それは、

「血液の中の糖を細胞が吸収しにくいから」

です。

なぜ糖尿病の方は、血液の中の糖を細胞が吸収しにくいのか?を、
めっちゃ簡単に説明しますと…

ごはん、パン、イモ類、お菓子、牛乳、ジュースなど
糖質を含む炭水化物を、食べたり飲んだりすると、

  

口の中 → 十二指腸 → 小腸と、順番に消化され、分解されて、
(単糖類:グルコース・フルクトース・ガラクトース)になります。

消化分解されたは、小腸から吸収されます。

     

吸収されたは、血液に混ざり全身へと送り出されます。

     

健康な方は、血液にが入ると、膵臓からインスリンがやってきて、
を細胞の中に送り込んでエネルギーにしますから、

      

は細胞に取り込まれてしまい、血液の中から無くなりますが…

      

糖尿病の方は、膵臓からやってくるインスリンの量が少ないので、細胞へ取り込めず

      

血液の中にが残ってしまい

      

これが重なると、血液の中のに残るが多くなって

      

血糖値(血液の中のの量)が高くなるという事です。

      

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どうすれば血糖値が上がらないようにできる?

糖尿病の方は、膵臓がインスリンを出す量が少ないわけですから、
それに合わせて、身体の中の”糖”の量を少なくすればいいわけです。

    

身体の中のの量を少なくするためには、

「”になる食べ物の量を減らせばいい」

というのが、食事制限です。

        

でも、糖尿病の人だって甘いものは食べたいですから、

       

血糖値を上げるの代わりに、血糖値を上げない”甘味料”を使えば良いという事です! 

 

血糖値を上げない甘味料ならどれでもいい?

血糖値を上げない”甘味料”と言っても、

甘味料なら何でも良いわけではありません。

一般的に使われている、血糖値を上げない甘味料の成分は、

・エリトリトール:エリスリトール
・アスパルテーム
・アセスルファムカリウム
・スクラロース
・サッカリン
・ネオテーム

の6つです。

これらの甘味料は全て、体の中で消化・吸収されず、ほぼ100%体外に排出されるので、カロリーはゼロとなり、血糖値も上げませんが、

それぞれ特徴があり、リスクもあります。

では、それぞれの特徴を説明します。

エリトリトール:エリスリトール

糖アルコールの一種で、砂糖の0.6倍から0.8倍の甘さを持つ天然甘味料です。

血糖値を上げない甘味料の中では唯一の天然甘味料で、砂糖の甘さに近く、あっさりしたあと引きのない味です。

このエリトリトール:エリスリトールは、天然素材なのに身体に吸収されず体外へ排出されますので、安全性としては一番で、
海外(アメリカ食品医薬品局など)でも摂取量の規制はありませんが、
大量に摂取すると下痢やアレルギー症状が出る場合もありますので、摂り過ぎには注意が必要です。

調味料としては、サラヤの「ラカントS」や浅田飴の「エリスリム」などに配合されて発売されています。

アスパルテーム

砂糖の100~200倍の甘さの人工甘味料です。

後味でわずかに甘さの後引きがあり、砂糖に近く柔らかな味です。

アメリカで、発がん性が指摘されていたり、頭痛やめまい、不眠、視力・味覚症状をなどを起こしたという苦情があった事で問題視されていますが、

米国食品医薬品局(FDA)、欧州食品安全衛生期間(EFSA)、日本の厚生労働省でも摂取許容量内であれば安全だと公表しています。

米国食品医薬品局(FDA)は
「これまでに承認した食品添加物の中で最も徹底的な試験と研究がなされたものの一つ」
と、主張するほど安全性を強調しています。

ただし、フェニルアラニンという化合物が配合されていますので、フェニルアラニンを体の中で代謝させることが出来ない「フェニルケトン尿症」という病気の方は摂取すると危険ですので、注意が必要です。

味の素の「パルスイート」シリーズの主な成分になりますが、後口に甘みを残すため他の甘味料と合わせて配合されている場合があります。

加工食品に含まれている割り合いが一番多い甘味料です。

アセスルファムカリウム

砂糖の200倍の甘さの人工甘味料です。

甘みの立ち上がりが早くて、後引きが少ない味です。

製造過程で、発がん性物質である塩化メチレンが溶媒として使われる場合があり、一部では塩化メチレンの残留を不安視する声が上がっていますが、

塩化メチレンが残留していたとしてもごく僅かですので、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の評価では変異原性・ガン原性は認められず、本物質・加水分解物ともに毒性試験では無害と発表されています。

調味料そのものとしては発売されていませんが、チューインガムや清涼飲料水などに多く使われています。

スクラロース

砂糖の600倍の甘さの人工甘味料です。

苦味や渋みがほとんどなく、後甘味で後引きがあり、砂糖に似たまろやかな甘みです。

成分としては、農薬や殺虫剤に使用される事がある有機塩素化合物(オルガノクロライド)ですが、
厚生労働省が食品添加物として認可した有機塩素化合物は、このスクラロースが初めてで、唯一のものです。


アイスクリームや清涼飲料水に使われる事が多いですが、酢カドを取り除く、塩カドを和らげる、豆乳などの豆臭の緩和、アルコールの刺激を緩和する作用などがあるため、食品加工に使われる事も多いようです。

サッカリン

砂糖の700倍の甘さの人工甘味料です。

痺れるような刺激の後味で、高い濃度で使うと苦味を感じます。

昔は、発がん性がある成分だと考えられていたため、年配の方々にはあまり良い印象は持たれていませんが、
その後の研究で発がん性は認められない事が証明されました。

水に溶けない性質を持っているため、チューイングガムや加工食品をメインに使用されています。

その他、缶詰や魚肉ソーセージなどいろいろな加工品に使われており、歯磨き粉などにも配合されています。

ネオテーム

砂糖の10,000倍の甘さの人工甘味料で、アドバンテーム(砂糖の約2万倍から4万倍)に次ぐ甘みです。

甘みの発現が遅く、後味で苦味が少ない、という特徴があります。

摂取した時の代謝によって生成されるメタノールが問題視される事がありますが、通常の食品の代謝によって生成されるメタノールの量に比べて極めて微量であり、毒性が問題とされるレベルではないとされています。

サプリメントとして、FANCLの「大人のカロリミット」に配合されているほか、
甘味がダントツに高く、食品に甘みを付けるのに少量で済むので、コストダウンとして食品加工に使用される事が多いようです。

 

 血糖値が上がらない甘味料はこの6つ それぞれの特徴は?安全性は大丈夫? まとめ

まとめ

1 糖尿病の人は、なぜ甘いものを食べてはいけないのか?
「血糖値が上がるから」食べていけない。

2 なぜ糖尿病は血糖値が上がる?
「血液の中の糖を細胞が吸収できないから」血糖値が上がりやすい。

3 どうすれば血糖値が上がらないようにできる?
身体の中の”糖”の量を少なくすれば血糖値は上がらない。そのために”糖”になる食べ物の量を減らせばいい。というのが「食事制限」。
でも、甘い物は食べたいから、血糖値を上げない”甘味料”を使えば良い。

4 血糖値を上げない甘味料ならどれでもいい?
甘味料なら何でも良いわけではなく、それぞれ特徴がありリスクもある。

4.1 エリトリトール:エリスリトール
天然素材なのに身体に吸収されず体外へ排出されるので、安全性としては一番。
大量に摂取すると下痢やアレルギー症状が出る場合もある。

4.2 アスパルテーム
米国食品医薬品局(FDA)、欧州食品安全衛生期間(EFSA)、日本の厚生労働省でも摂取許容量内であれば安全だと公表しているが、
「フェニルケトン尿症」という病気の方は摂取すると危険。

4.3 アセスルファムカリウム
発がん性物質である塩化メチレンが溶媒として使われる場合がある事が不安だという声もあるが、
専門家会議で、変異原性・ガン原性は認められず、本物質・加水分解物ともに毒性試験では無害と発表されている。

4.4 スクラロース
成分としては、農薬や殺虫剤に使用される事がある有機塩素化合物(オルガノクロライド)だが、
厚生労働省が食品添加物として認可した有機塩素化合物は、このスクラロースが初めてで、唯一のもの。

4.5 サッカリン
発がん性がある成分だと考えられてきたため、年配の方々にはあまり良い印象は持たれていないが、
その後の研究で発がん性は認められない事が証明された。

4.6 ネオテーム
摂取した時の代謝によって生成されるメタノールが問題視される事があるが、
通常の食品の代謝によって生成されるメタノールの量に比べて極めて微量であり、毒性が問題とされるレベルではない。

糖尿病の方でも、普通の人と同じで、甘いものが食べたいんです。

というより、糖尿病患者の多くが、
「脳神経の異常で甘いものが欲しくなっている」
という
研究結果が、米医学雑誌「Cell Reports」で発表されていますから、

甘い物が食べたくても、それはあなたが悪いわけじゃなく、病気が悪いんです。

食事制限で糖尿病と戦っている方々にとって、カロリーゼロやシュガーレス・ゼロシュガーなどと謳っているジュースや食品は心強い相棒で、

それに含まれている”血糖値を上げない甘味料”は、最高の救世主です。

今回、挙げた人工甘味料も、危険性を強調している情報が溢れるほどありますが、

世界一厳しいと言われる厚生労働省が認可したものですから安心して良いと思います。

ただし、そこはあくまでも人工のものですので、ゼロカロリー・ゼロシュガーだからといって、摂りすぎれば体に害を及ぼすかもしれません。

神経質になり過ぎてもいけませんが、ゼロカロリー・ゼロシュガーの食品を買う時は、
成分表をよく読んで、リスクも考えて、摂りすぎには十分注意して下さいね♪

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