自分勝手で理不尽な攻撃をされて、怒りがおさまらず、苦しむ事はありませんか?
理不尽な人は、なぜ攻撃してくるのか?
理不尽な人からの攻撃は、どう避ければ良いのか?
理不尽な社会を生き抜くには、どう考えていけば良いのかを林修先生がテレビで語っておられました。
そして、林修先生が解説する方法は実際の場面で使えるのか?を考えてみました。
理不尽な社会を生き抜く方法とは?
「理不尽な社会を生き抜く方法」は、TBS系列の『林先生が驚く初耳学!』の放送で、林修先生が解説されていた話です。
林修(はやしおさむ)先生は、予備校『東進ハイスクール』のCM「いつやるか?今でしょ!」というフレーズで一躍人気者となり、
現在は、東進ハイスクールの講師を務めながら、タレントとしても大活躍していっらしゃる方です。
この時の放送では、元参議院議員の田村耕太郎さんの、
「頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法」
という著書も取り上げ、
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「理不尽な社会を生き抜く方法」と題して、トークが展開されていました。
理不尽な社会では、
- 悪い噂を広めて足をひっぱる性格の悪い奴…
- ネチネチと難くせを付けてくる器の小さい上司…
- 出世のために周りを蹴落としても平気な先輩…
- どうでもいい自慢話ばかりする人…
このような『目障りで不条理でしつこく攻撃してくる人達』がいる。
と、いうところから林修先生の話が始まりました。
この『目障りで不条理でしつこく攻撃してくる人達』が、何故あなたを狙って攻撃してくるのかというと、
まず、
『あなたに強い関心がある』
という理由が挙げられ、
あなたに無関心だったら、いろいろ攻撃してこないと、語られていました。
次に、
『ヒマである』
という理由が挙げられていました。
漢文に『小人閑居して不善を成す』という言葉があり、
この漢文は、
「つまらない人間はヒマにしておくとろくなことをしない」
という意味だそうで、
この『ヒマである』という事に関して、
林修先生の理論で人同士の関わりには、
- 忙しい人 対 忙しい人
- 忙しい人 対 ヒマな人
- ヒマな人 対 ヒマな人
という3通りの関わりがあり、
トラブルが起きるのは、いつも
『忙しい人 対 ヒマな人』
の組み合わせだけとの事で、
こっちは忙しいのに、相手はヒマで攻撃をする時間がたっぷりあるから絶対に勝てない。
と、語られていました。
ゲストからの
「本当にムカついた時はどうすればいい?」
という質問に対して、
『怒りのピークは6秒』で、怒りは6秒我慢すれば衝動的な行動を抑えられると答えておられ、
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さらに、「相手が悪いのに戦わないというのはプライドが傷つく」という他のゲストの意見には、
「プライドが傷ついた」とか「メンツを潰された」とか思っているのは本人だけで、
周囲は気付いていない事が多ので、気にする必要は無いとおっしゃっていました。
さらに、番組では「理不尽な攻撃を避ける方法」を語っておられました。
理不尽な攻撃を避ける方法とは?
理不尽な攻撃を受けた時に、正義感で戦って勝ったとしても、さらに恨みを買うだけで事態は改善しない事が多く、
勧善懲悪のドラマのようにスカッとはいかないものなので、
『無敵』を目指す!
という解決策を薦められていました。
『無敵』というのはどの戦いに挑んでも勝てる、どんな相手でも全部ぶっ潰すという意味ではなく、
- 戦わない
- 相手が戦う気にならない
- 戦いに挑んでこない
というのが一番理想的だそうで、
『無敵』で敵を作らず、「人間関係を上手く乗り越える」のが最善の策だと語っていらっしゃいました。
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「理不尽な社会を生き抜く方法」が実際の場面で使えるのか?を考えてみた!
ここまで、林修先生が語る
- 理不尽な攻撃をする人は、なぜ攻撃してくるのか?
- どうすれば攻撃を避けられるのか?
というのをご説明しましたが、
これが、本当に実際の場面で使えるのかを考えてみました。
まず、理不尽な社会を生き抜く方法として攻撃を避けるため、
『無敵』=『敵を作らないようにする』
には、どうすれば良いか?
敵を作らないようにするには、
- どんな意見にも逆らわず、イエスマンを貫く。
- 何を言われても笑顔で、バカなふりをする。
- 「見ざる・言わざる・聞かざる」で、何事にも関わらない。
- どんな攻撃をされても、争いにならないように上手く対応する。
という4つの方法が考えられます。
そして、これらの4つの方法が、実際に使えるのかどうか?を1つずつ考えてみました。
これは、上司や先輩などからの攻撃なら有効でしょうが、
部下や後輩からの攻撃に対して使うと、仕事の指示系統が狂ってしまいますし、
なめられて何でもアリの、統率の取れない集団になってしまいますので、この方法は仕事では使えません。
この方法なら、確かに敵を作る事は無いでしょう。
しかし、何の解決にもならず、ただのバカだと思われるだけで、根本から目的が変わってきてしまいます。
これは、単独で社会生活を送れるような立場の人なら使える方法かもしれませんが、
会社などのように共同作業が必要な場面では難しい方法です。
『無敵』になる代わりに、完全に社会生活から離脱する覚悟が必要な方法ですので、
非常にリスキーな選択肢になります。
林修先生のように、頭脳明晰で人格も併せ持つスーパーマンのような方なら出来るかもしれませんが、
私のように、頭も悪く器の小さい人間には難しい方法です。
そもそも、これが出来るのならば理不尽な攻撃を受けるような悩みを抱える事は無いでしょう。
まとめ
今回は、林修先生の話をヒントに私が考えた
『無敵』=『敵を作らないで済む方法』
でしたが、
この方法では、現実の場面では使えないという結論となりました。
林修先生は、理不尽な攻撃を避ける方法として、
『無敵』=『戦わない・相手が戦う気にならない・戦いに挑んでこない』
というのが一番理想的だと語っていらっしゃっただけで、
『無敵』になる具体策までは、テレビの中では語って下さいませんでした。
私には、今回の林修先生が解説して下さった「理不尽な攻撃をしてくる人」に対する対応策は、上手く使えない事がわかりましたが、
これを読んで下さった皆さんには上手く使えるかもしれません。
この林修先生の対応策をヒントにして、苦境を乗り越えられる事を祈っています。