障害者の地震の災害時死亡率は一般人の2倍?!地震があったら障害者はどうすれば助かる?

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東日本大震災での障害者の死亡率は、一般人の死亡率の2倍に達しました。

なぜ障害者は地震の時に大きな被害を受けるのでしょうか?

地震の情報はどう受け取れば良いのしょうか?

障害者は地震の時には、どうすればいいのでしょうか?

なぜ障害者は地震の時に大きな被害を受ける?

NHKの調べでは、東日本大震災の時の障害者の死亡率は、一般の方の約2倍に登ります。

なぜ障害者の死亡率が高いのかというと、一般人よりも避難が遅れるからです。

私も仕事で、障害者の施設の避難訓練に何度も立ち会った事がありますし、在宅での避難経路や段取りをご指導するのも仕事のひとつですが、

動けない身体障害を持つ方だけではなく、動ける知的障害を持つ方々も避難するのは大変です。

停電でエレベーター等が動かない状況では、軽い身体障害でも、階段を使う事が難しいですし、平地でも障害物があれば乗り越えて逃げる事もできません。

知的障害を持つ方は、どこにどうやって避難すれば良いか、地震の時にどう行動すれば良いのか、自分で判断するのは難しいのです。

もちろん、誰かが介助してくれれば避難もできます。

しかし、自宅で一人暮らしの障害者の方々には、地震の時に介助してくれる人が居ませんし、

介護スタッフが居る施設でも、緊急時に多数の障害者を一度に介助する事は非常に難しいです。

東日本大震災の時に、訪問看護で障害者のご自宅で被災した看護師の方のお話しを伺った事がありますが、

介助するご家族も居たのに、ただひとりの障害者の方を避難させる事ができず、

家の2階のさらにタンスの上に障害者を乗せ、津波の濁流を受けながらギリギリ生き延びれたのだそうです。

それだけ、地震の時には一般人に比べ、障害者が生き延びる事が難しいのです。

地震の時の情報はどう受け取ればいい?

地震の情報を受け取るには、テレビ・FM放送・防災無線など様々な方法がありますが、

常に手元にあるスマホが最も早く情報を入手できます。

今は、障害者の方もスマホや携帯を皆さん持っていらっしゃいますので、一般の方と同じスピードと精度で情報を受け取る事ができます。

スマホや携帯で地震情報を受け取れる主な手段には、

スマホ・携帯で受け取れる緊急速報

などがあります。

情報は受け取れますが、受け取った後の行動をどうするか?が問題です。

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障害者は地震の時にどうすればいい?

地震の時には皆が必死で、他の人にかまっていられませんので、助けを待っていても誰も助けてくれないかもしれません。

また、警察や自衛隊の救護を待っていたら、火事や洪水などの二次災害に巻き込まれるかもしれません。

情報を受けた後は、すぐに「自分でできる事」をして、地震の災害から逃れる行動を取る事が大事です。

更に、地震の災害を受けた後でも、安全を確保しながら積極的に自分で動く事も大事です。

では、障害者が自分で行動する際に、注意する事を障害別に挙げていきます。

視覚障害の方

・家具や電化製品などが倒れ、自宅内でも普段の状況と変わっている恐れがありますので、ケガをしないように慎重に行動して下さい。

・火の元に近付くのは危険です。火の元の点検は周囲の人に頼みましょう。

・屋外も落下物や転倒物があるかもしれません。避難場所まで行けないと判断した時は無暗に動かず、周囲の人に頼んで連れて行ってもらいましょう。

・地震後は、停電や電波障害などでスマホから音声情報が取れないかもしれません。情報が取れず、分からない事は周囲の人に積極的に尋ねましょう。

聴覚障害の方

・屋内で動けなくなった場合は、大きな声を出すか、緊急用ブザーなどで助けを呼びましょう。

・屋外に出たら、交通の混乱があるかもしれません。クラクションなどに気付かない可能性がありますので、周囲をよく見ながら慌てずに行動しましょう。


・地震後は、スマホなどの視覚的情報が取れない可能性があります。ラジオなどの音声情報を周囲の人に尋ねましょう。

・周囲の人に助けを求める時は、まず聴覚に障害がある事を伝えて、絵や文字などでコミュニケーションを取ってもらえるようにお願いしましょう。

肢体不自由の方

・地震の時には車椅子などの福祉用具が手に入りにくくなります。避難する際には、装具や車椅子など生活に無くては困るものはしっかり確保しておきましょう。

・地震の時には、携帯やスマホはもちろん、緊急連絡用の装置も役に立たない可能性があります。自分で動けない場合は、大きな声を出して近所や周囲の人に助けを求めましょう。

・助けてもらえる場合は、トイレなど生活に介助が必要な事を伝えて、介助設備のある避難場所に連れていってもらえるようにしましょう。

精神障害の方

・地震情報を受けた時、地震が起こった時にはパニックになる可能性があります。まずは落ち着いて次に行うべき行動をよく考えましょう。

・パニックに陥った時は、その場所から動かず大声で助けを求めましょう。

・不安な気持ちは恥ずかしい事ではありません。誰でも良いので周囲の人に積極的に打ち明けましょう。

・幻覚や妄想は自分で判断してはいけません。今、見えたり聞こえたりしている事や感じている事を我慢せず周囲の人に積極的に伝えましょう。

・症状が出る環境や状況を伝えて、症状が出ないような避難場所を探してもらいましょう。

知的障害の方

・地震の時には、自分で動かず周囲の人に助けを求めましょう。

・動く際には自分で判断せず、助けてくれる人の言う事をしっかり聞いて、指示通りに動きましょう。

・分からない事は、何でも積極的に周囲の人に尋ねましょう。

発達障害の方

・地震の時には、自分で動かず周囲の人に助けを求めましょう。

・動く際には自分で判断せず、助けてくれる人の言う事をしっかり聞いて、指示通りに動きましょう。

・ショックやストレスを感じた時は、精神的に不安になる前に周囲の人に打ち明けましょう。

・自分がパニックや不安になる状況を伝えて、症状が出ないような避難場所を探してもらいましょう。

高次脳機能障害の方

・地震の時には、自分で動かず周囲の人に助けを求めましょう。

・動く際には自分で判断せず、助けてくれる人の言う事をしっかり聞いて、指示通りに動きましょう。

・避難場所などで環境が変わると、症状が悪化する可能性があります。まずは、休息を取りながら環境に適応する事に重点を置きましょう。

・体調や症状の悪化を感じた時は、すぐに周囲の人に伝えて相談しましょう。

内部障害の方

・身体の機能障害がある方は、無理して動かず、周囲の人に助けを求めましょう。

・薬を服用できないと病気が急激に悪化します。避難する際には普段飲んでいる薬を必ず持って行きましょう。

・体調や症状が悪化していると感じた時は、周囲の人に相談して医療機関に連絡をとってもらいましょう。

認知症の方

・失見当識で状況が分からない可能性があります。状況が分からない時は、周囲の人に相談しましょう。

・判断力の低下で間違った判断をする可能性があります。自分で判断せず、助けてくれる人の指示を守って行動しましょう。

・記憶障害で見聞きした事を忘れる可能性があります。大事な事は口頭でなく、文書にしてもらい捨てずに取っておきましょう。

障害者の地震の災害時死亡率は一般人の2倍?!地震があったら障害者はどうすれば助かる? まとめ

まとめ

1 なぜ障害者は地震の時に大きな被害を受ける
なぜ障害者の死亡率が高いのかというと、一般人よりも避難が遅れるからです。

2 地震の時の情報はどう受け取ればいい?
地震の情報を受け取るには、テレビ・FM放送・防災無線など様々な方法がありますが、常に手元にあるスマホが最も早く情報を入手できます。

スマホ・携帯で受け取れる緊急速報
NTTドコモ:緊急速報「エリアメール」
au:災害・避難情報:緊急速報メール
ソフトバンク:緊急速報メール
気象庁・内閣官房:全国瞬時警報システム(Jアラート)
androidアプリ:google Play 防災情報アプリ
iPhoneアプリ:TheAppStore.org 防災情報アプリ
Twitter:Twitterライフライン
LINE:LINE公式ブログ 災害時に役立つLINEの活用方法
他、各自治体の災害情報サービス
などがあります。

3 障害者は地震の時にどうすればいい?
視覚障害の方
聴覚障害の方
肢体不自由の方
精神障害の方
知的障害の方
発達障害の方
高次脳機能障害の方
内部障害の方
認知症の方
それぞれ注意点が変わります。
※詳細は本文をご参照下さい。

地震の時には、誰もが自分の事で精一杯で、なかなか助けが得られません。

普段、ヘルパーさんなど周囲の人達に助けてもらっている方でも、地震の時には誰も助けてくれない可能性があります。

 もしもの時に備えて、道具を揃えておいたり、打ち合わせをしておく等の準備は大事ですし、

緊急時でも、自分でできる事は自分で実行できるよう、普段から人に頼らず実践しておく事も非常に大事です。

リハビリを受けている方ならセラピストから口酸っぱく言われているでしょうが、

普段から自分で出来る事でも、家族やヘルパーさん等に甘えて頼っている方は必ず緊急時に困る事になりますので、

普段から頑張っておいて下さいね♪

あと、防災グッズの完備も忘れないように!

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