AIで障害者雇用は増える?!AIが変える仕事で障害者が発揮できる6つの能力とは?

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現在、AIで失われる職業が話題になっていますが、

AIは仕事を奪うだけではなく、新たな仕事を創出してくれる事が予想されます。

それは障害者にとって、雇用が増えるチャンスなのでしょうか?それともピンチなのでしょうか?

この職業としての変換期に、障害者が発揮できる能力とは何でしょうか?

AIに奪われる職業は?

株式会社野村総合研究所が、オックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究で、

国内601種類の職業について、それぞれ人工知能やロボット等で代替される確率を試算しています。

その結果、20年以内に以下の職業がAIやロボットに置き換わる事を発表しています。

IC生産
オペレーター
こん包工 電子計算機保守員
(IT保守員)
一般事務員 サッシ工 電子部品製造工
鋳物工 産業廃棄物収集
運搬作業員
電車運転士
医療事務員 紙器製造工 道路パトロール隊員
受付係 自動車組立工 日用品修理
ショップ店員
AV・通信
機器組立・修理工
自動車塗装工 バイク便配達員
駅務員 出荷・発送係員 発電員
NC研削盤工 じんかい
収集作業員
非破壊検査員
NC旋盤工 人事係事務員 ビル施設
管理技術者
会計監査係員 新聞配達員 ビル清掃員
加工紙製造工 診療情報管理士 物品購買事務員
貸付係事務員 水産ねり製品
製造工
プラスチック製品
成形工
学校事務員 スーパー店員 プロセス製版
オペレーター
カメラ組立工 生産現場事務員 ボイラー
オペレーター
機械木工 製パン工 貿易事務員
寄宿舎・寮・マンション
管理人
製粉工 包装作業員
CADオペレーター 製本作業員 保管・管理係員
給食調理人 清涼飲料
ルートセールス員
保険事務員
教育・研修事務員 石油精製
オペレーター
ホテル客室係
行政事務員(国) セメント生産
オペレーター
マシニングセンター
オペレーター
行政事務員
(県市町村)
繊維製品
検査工
ミシン縫製工
銀行窓口係 倉庫作業員 めっき工
金属加工・金属製品
検査工
惣菜製造工 めん類製造工
金属研磨工 測量士 郵便外務員
金属材料製造
検査工
宝くじ販売人 郵便事務員
金属熱処理工 タクシー運転者 有料道路
料金収受員
金属プレス工 宅配便配達員 レジ係
クリーニング
取次店員
鍛造工 列車清掃員
計器組立工 駐車場管理人 レンタカー
営業所員
警備員 通関士 路線バス運転者
経理事務員 通信販売
受付事務員
検針員
検収・検品係員 積卸作業員 電気通信技術者
建設作業員 データ入力係 電算写植
オペレーター
ゴム製品成形工
(タイヤ成形を除く)

引用:野村総合研究所, 日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に

これらに挙げられた職業は、実に労働人口の49%を占めるという結果が出ています。


引用:野村総合研究所, 日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に

これらのAIに代替できる職業は、

・同じ作業を繰り返し行う仕事
・定められた作業を選択して行う仕事
・与えられた情報の中で作業を考える仕事

などが真っ先に挙がっています。

実際に、RPA(Robotic Process Automation)という、業務自動化の取り組みは既に行われており、RPAのオペレーターを増やす教育が始まっていますし、

政府の主導による「働き方改革」でも、AIに置き換えがきく業務は、このRPAに集約されつつある状況です。

これは、企業側にとって大きな利益をもたらすもので、

AIやロボットによる仕事への参入は、人手不足の解消だけではなく、

企業にとって一番大きなコストである人件費を大幅に削ってくれるものなのです。

「残業が…」「休みが…」などと文句を言う人間より、

電気代だけで24時間・365日文句も言わず働いてくれるAIやロボットの方が生産性が高いのは明白ですし、

AIを導入する事で、人員を1/10に減らせるというのは、予測データではなく、既に現実のものとなっています。

ただし、AIやロボットでは置き換えのきかない職業もあり、新たな業務や職業の誕生に障害者の参入が期待できるのです。

AIでは代われない職業は?

野村総合研究所では、AIやロボットに代替できない職業も発表しています。

アートディレクター 児童厚生員 バーテンダー
アウトドア
インストラクター
シナリオライター 俳優
アナウンサー 社会学研究者 はり師
きゅう師
アロマセラピスト 社会教育主事 美容師
犬訓練士 社会福祉施設
介護職員
評論家
医療
ソーシャルワーカー
社会福祉施設指導員 ファッション
デザイナー
インテリア
コーディネーター
獣医師 フード
コーディネーター
インテリアデザイナー 柔道整復師 舞台演出家
映画
カメラマン
ジュエリー
デザイナー
舞台美術家
映画監督 小学校教員 フラワー
デザイナー
エコノミスト 商業カメラマン フリーライター
音楽教室講師 小児科医 プロデューサー
学芸員 商品開発部員 ペンション経営者
学校カウンセラー 助産師 保育士
観光バスガイド 心理学研究者 放送記者
教育カウンセラー 人類学者 放送ディレクター
クラシック演奏家 スタイリスト 報道カメラマン
グラフィック
デザイナー
スポーツ
インストラクター
法務教官
ケアマネージャー スポーツライター マーケティング
リサーチャー
経営コンサルタント 声楽家 マンガ家
芸能マネージャー 精神科医 ミュージシャン
ゲームクリエーター ソムリエ メイクアップ
アーティスト
外科医 大学・短期大学教員 盲・ろう・養護学校
教員
言語聴覚士 中学校教員 幼稚園教員
工業デザイナー 中小企業診断士 理学療法士
広告ディレクター ツアーコンダクター 料理研究家
国際協力専門家 ディスクジョッキー 旅行会社カウンター係
コピーライター ディスプレイ
デザイナー
レコード
プロデューサー
作業療法士 デスク レストラン支配人
作詞家 テレビカメラマン 録音エンジニア
作曲家 テレビタレント ネイル・アーティスト
雑誌編集者 図書編集者 日本語教師
産業カウンセラー 内科医 産婦人科医
歯科医師

引用:野村総合研究所, 日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に

これらのAIやロボットに代替えできない職業の特徴として、

・創造性
・協調性

・他者の理解
・説得力
・ネゴシエーション(合意や調整を測る力)
・特別な技術的スキル(勘に頼る部分の能力)

などの6つが挙げられています。

要は、人間しか持っていない能力が、今までの職業的な価値観を大きく変える可能性を秘めているという事です。

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AIで障害者の仕事が増える?

AIやロボットに代替えできない職業の特徴として、


・創造性

・協調性
・他者の理解
・説得力
・ネゴシエーション(合意や調整を図る力)
・特別な技術的スキル(勘に頼る部分の能力)


などの6つが挙げられ、これらが人間にしかできない能力である事をご説明しましたが、

今まで障害者ではできなかった作業を、AIやロボットが担当してくれれば、

上記の能力だけに集中して行える業務が生まれる可能性があり、

そこが、職業的に障害者の能力を優位に立たせる要素なるかもしれないのです。

では、AIには代われない職業の6つの特徴の中で、障害者の方々が持つ健常者より高い能力を挙げていきます。

創造性

知的障害や発達障害などの障害者で、特定の分野に限って優れた能力を発揮するサヴァン症候群というものがあります。

このサヴァン症候群は、誰にも真似できないような創造性を発揮します。

実際に、陶器でスイスの画商にスカウトされた自閉症の少年を知っています。

これは、芸術分野だけに限らず、広告デザインや商品アイデアの分野でも有用な能力です。

もちろん、サヴァン症候群は特殊な能力なので少ない人数しか居ませんが、

サヴァン症候群を持たない障害者の方でも、常人では思い付かないような発想をされる方はたくさんいらっしゃいます。

協調性

アスペルガー症候群などの発達障害を持つ方は、他人との協調性が低い事が特徴で、発達障害の方はこの協調性の低さがピックアップされていますが、

実際には、精神遅滞を持つ方にも信じられないほどの協調性を発揮される方がいらっしゃいます。

私が知っている方で、近所の子供達から大人気で、いつもたくさんの子供達に囲まれている知的障害の方がいらっしゃいますが、

この協調性の高さは人対人の仕事に生かせる能力です。

今まで人間相手の職業で、協調性を必要とする仕事でも、決められた作業や事務処理などが必要でしたが、

そこをAIやロボットなどに任せる事ができれば、協調性の能力だけを発揮できる職業も誕生する可能性があります。

他者の理解

他者の理解も発達障害を持つ方は苦手とされていますが、身体障害の方には他者を理解する能力が高い方が多いように思います。

身体障害者の方は、ヘルパーやケースワーカーはじめ、日常生活の中でも様々な場面で人と関わる機会が多く、相手の思っている事を感じ取る能力が日常生活の中で鍛えられていますし、

障害者として自分自身の苦しみを反映させて、相手の苦しみをくみ取れる能力が高い方がたくさんいらっしゃいます。

事務処理などをAIが代行してくれれば、他者を理解して解決できる仕事を任せてもられる可能性が高くなると思います。

説得力

理論や言葉としての説得力であればAIの方がよっぽど高い成果を上げるはずですが、
理論や言葉だけでは人間を説得できない事はご理解いただけるかと思います。

障害者の方々は、介護サービスを受ける際に自分の希望を自分で、ヘルパーさん個人やサービス事業所へ伝える必要があります。

この時、複数の事業所へ、それぞれ違う希望を伝え、かなり無理なお願いもしなければ日常生活すらままならない事も多々あります。

それを日常的に行っているため、説得する能力が高い方がたくさんいらっしゃいます。

実際に、新聞販売店で新聞勧誘トップの営業成績を誇る知的障害の方もいらっしゃいました。

ネゴシエーション(合意や調整を図る)

障害者の方々は、日常生活のいろいろな場面で介助が必要なため、

ヘルパーさんやケースワーカー、タクシーの運転手や電車・バス・飛行機などの公共交通機関、食事や買い物など

様々な日常生活の場面で、交渉し合意を獲得する必要があります。

また、介護サービスを組む上でも、事業所間の調整を自分で図っていらっしゃいます。

AIで複雑な業務を排除できれば、ネゴシエーションだけの分野で能力を発揮する障害者の方々はたくさんいらっしゃると思います。

ネゴシエーションとは少し違いますが、

精神疾患で仕事を辞めてしまわれて無職になったが、ご近所の学生の家庭教師を無償で引き受けて、国立大学へ何人も合格させている方がいらっしゃいました。

効率的なスケジューリングや勉強法で受験生をやる気にさせる能力が恐ろしく高い方でした。

特別な技術的スキル(勘に頼る部分)

知的障害には、集中が苦手な障害と、集中し過ぎて周りが見えなくなる障害があります。

集中が得意な障害を持つ方は、ひとつの作業を何時間でもずっと続ける事ができます。

この時、作業を理論的に進めているのではなく、教えられた通りに行うのですが、
長い期間で同じ作業を続けている方には、その作業だけに集中している分、限定された特別な勘が備わります。

これは、その障害者ご本人にも説明できないもので、「何となく思った」という答えしか返ってきませんが、明らかに予測できない変化に対応しています。

これは、病的に集中できる能力の無い健常者には持てない能力です。

AIで障害者雇用は増える?!AIが変える仕事で障害者が発揮できる6つの能力とは? まとめ

まとめ

1 AIに奪われる職業は?
株式会社野村総合研究所が国内601種類の職業について、それぞれ人工知能やロボット等で代替される確率を試算しています。
AIに代替できる職業は、
・同じ作業を繰り返し行う仕事
・定められた作業を選択して行う仕事
・与えられた情報の中で作業を考える仕事
などが真っ先に挙がっています。

2 AIでは代われない職業
野村総合研究所では、AIやロボットに代替えできない職業も発表しています。
AIやロボットに代替えできない職業の特徴として、
・創造性
・協調性
・他者の理解
・説得力
・ネゴシエーション(合意や調整を測る力)
・特別な技術的スキル(勘に頼る部分の能力)
などが挙げられています。

3 AIで障害者の仕事が増える?

創造性
サヴァン症候群は特殊な能力なので少ない人数しか居ませんが、サヴァン症候群を持たない障害者の方でも、常人では思い付かないような発想をされる方はたくさんいらっしゃいます。

協調性
人間相手の職業で、協調性を必要とする仕事でも、決められた作業や事務処理などが必要でしたが、そこをAIやロボットなどに任せる事ができれば、協調性の能力だけを発揮できる職業も誕生する可能性があります。

他者の理解
事務処理などをAIが代行してくれれば、他者を理解して解決できる仕事を任せてもられる可能性が高くなると思います。

説得力
複数の事業所へ、それぞれ違う希望を伝え、かなり無理なお願いもしなければ日常生活すらままならない事も多々あります。それを日常的に行っているため、説得する能力が高い方がたくさんいらっしゃいます。実際に、新聞販売店で新聞勧誘トップの営業成績を誇る知的障害の方もいらっしゃいました。

ネゴシエーション(合意や調整を図る)
AIで複雑な業務を排除できれば、ネゴシエーションだけの分野で能力を発揮する障害者の方々はたくさんいらっしゃると思います。

特別な技術的スキル(勘に頼る部分)
長い期間で同じ作業を続けている方には、その作業だけに集中している分、限定された特別な勘が備わります。病的に集中できる能力の無い健常者には持てない能力です。

AIやロボットの仕事への参入は、馬車から車へ移動手段が変わった時によく例えられます。

馬車から車へ移動手段が変わった時には、馬車を作っていた職人さんは職を失い、車という新たなテクノロジーに必要な新しい職業が生まれました。

職業へのAIやロボットの参入は、今まで必要とされていた知的能力や身体能力を必要としなくなります。

現在必要とされている能力を持てない方を障害者としていますが、AIやロボットの参入がこの価値観を変えます。

ただし、棚ボタ的に障害者が有利になるわけではありませんので、この変化に対応できるだけの努力は必ず必要です。

新しい時代に対応できるよう、今から努力を始めていきましょう!

私も、できる事は何でも協力していきます♪

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