厚生労働省の発表では、糖尿病の患者数は1000万人を超え、
糖尿病の予備軍も1000万人を超えています。
私達が関わっている患者さんはもちろんですが、
患者さんのご家族にも糖尿病の方はたくさんいらっしゃいます。
糖尿病は甘いものを制限しなければいけませんが、
制限されているからこそ
「甘いものが食べたい…」
と、みなさん訴えられます。
でも、甘いものは食べられないので、
糖質ゼロのジュースを飲んで我慢される事が多いのですが…
糖質ゼロのジュースって糖尿病には大丈夫なのでしょうか?
今回は、飲んでも大丈夫?
な、糖質ゼロのジュースを特集します!
目次 [表示しない]
糖尿病ってどんな病気?
糖尿病とは、読んで字の如く
「尿に糖分が出てくる」
病気です。
尿に糖が出るのは、血の中の糖分が増えているからで、
血の中の糖が増えている状態を
”高血糖”
と言います。
高血糖の状態が続くと、血管を傷つけたり、血液をドロドロにしたり、さまざまな負担を血管に与えます。
毛細血管への負担は、
糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害
という合併症を引き起こして、
太い血管への負担は、大血管障害と呼ばれる、
脳梗塞・心筋梗塞など
直接命にかかわる病気を引き起こすこともあります。
現代の医学では、糖尿病は一度かかると完全に治る事はありませんので、
・服薬
・食事
・運動
で、血糖値が上がらないように気を付けるしかありません。
このうち食事では、”糖質”の取り過ぎに注意しなければいけません。
糖質って何?糖類とは何が違う?
”糖質”とは、砂糖・ぶどう糖・果糖・乳糖・麦芽糖などと、ごはんやイモに含まれるデンプンオリゴ糖・糖アルコールも含んだもので、
”糖類”とは、”糖質”の中で、砂糖・ぶどう糖・果糖・乳糖・麦芽糖などだけを指します。
ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレスと書かれている飲み物がありますが、
ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレスとは、”糖類”がゼロに近いという意味で、
糖尿病で制限しなければいけない、”糖質”は含まれている場合があります。
糖尿病では、”糖質”を制限しなければいけませんが、日常的に食べなければいけない食事には、どうしても”糖質”が含まれていますので、
ジュースなどで無駄に”糖質”を摂る事は避けなければいけません。
では、糖尿病の人は、ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレスと書かれていても、
食べたり飲んだりできないのでしょうか?
ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレスなら良い?
ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレスの”シュガー”とは、”糖類”の事ですので、
”糖類”がゼロという事かと思ってしまいますが、
じつは、健康増進法に基づく栄養表示基準制度によってルールが定められていて、
食品100g、飲料100ml当たりの”糖類”が0.5g以下のものは、
ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレスと呼んで良い事になっていますので、
糖尿病の人は、ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレスと書いてあるからといって、
安心して飲み過ぎると”糖類”の取りすぎになりますので、注意が必要ですし、
この”糖類”以外でも、”糖質”が含まれているものも制限しないといけませんので、
ジュースなどの甘いものを選ぶ際には、
ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレス
という言葉だけではなく、
栄養成分表示をよくみて”糖質”の有無を確認する必要があります。
できれば、”糖質”を含む、”炭水化物”の量も少ない方が良いですね。
”糖質”が0gと記載されていれば、
”糖質”ではない非糖質系甘味料が使われているので安心して飲めますし、
さらに、”糖質”を含む”炭水化物”がゼロなら完璧です。
話がややこしくなりましたが(笑)
要は、”炭水化物”の中に”糖質”が含まれ、”糖質”の中に”糖類”が含まれるという事で、
糖尿病の治療には、
”糖類” = 摂っちゃダメ!
”糖質” = 出来れば摂らない方が…
”炭水化物” = 気を付けて摂りましょう!
という順位で考えれば分かり易いかと思います。
”糖質”ゼロ & ”糖類”ゼロのジュース特集!
今回、紹介するジュースは全て”カロリーゼロ”・”糖類”ゼロですが、
その中で、
”糖質”の量、炭水化物の量で安心度のランキングをつけていきます。
8位 キリン メッツ コーラ
安心度★☆☆☆☆
カロリー:0kcal ”糖類”:0g ”糖質”:1.3g 炭水化物:6.7g
カロリーが0だという事で選んだものですが、
今回、選んだ中では、唯一”糖質”が含まれています。
”糖質”が含まれているだけあって、飲み心地は濃くておいしいですが、
糖尿病の方にはあまりおすすめできないものです。
7位 スプライト エクストラ
安心度★★☆☆☆
カロリー:0kcal ”糖類”:0g ”糖質”:0g 炭水化物:5.2g
これは、”糖類”も”糖質”も0gですが、炭水化物が入っているので、
糖尿病の方は、飲みすぎに注意が必要です。
味は、普通のスプライトが少しだけあっさりした感じですので、
糖尿病ではない人も、普通のスプライトを飲むのなら、
こっちにした方が健康には良いですね。
6位 カルピス ゼロカロリーのカルピスすっきり
安心度★★★☆☆
カロリー:0kcal ”糖類”:0g 炭水化物:0.9g
これは、炭水化物の含有量が0.9gと微々たるものですが、
カルピスを薄めにした感じで、あっさりしていて
ゴクゴク飲めますので、
飲み過ぎには注意した方が良いですね。
塩分も少し含まれているので、高血圧や腎臓の悪い方なども
飲みすぎには注意して下さい。
5位 UCC まろやかメロンクリームソーダ カロリーゼロ
安心度★★★☆☆
カロリー:0kcal 炭水化物:0.9g
これも炭水化物が0.9gと僅かですが含まれています。
味は、普通にクリームソーダの味で、結構どっしりした味です。
カロリー・”糖類”・”糖質”全てゼロなのに、これだけどっしり感が出せているのには驚きです。
炭酸も弱くて、甘さが引き立ちますので、
本気で甘いものが欲しい時にオススメです。
4位 アクエリアス ゼロ
安心度★★★★☆
カロリー:0kcal 炭水化物:0.7g
これも、炭水化物が0.7g含まれていますが、僅かな量なので、
それほど神経質になる必要は無いとは思います。
ただ、味がスポーツドリンクの味で、かなりあっさりしていますので、
甘いものが欲しい時に飲むとがっかりすると思います。
1位タイ ダイエット ドクターペッパー
安心度★★★★★
カロリー:0kcal 炭水化物:0g
これは、カロリー・”糖類”・”糖質”・炭水化物全てゼロですので、
糖尿病の方も安心して飲めます。
味は、Drペッパーをあっさりした感じですが、
Drペッパーを飲んだ事の無い方には分からない表現ですね(笑)
Drペッパーの味が分からない方は、
一度飲んでみられると、新しい味わいを体験できるかもしれません。
私的には、めっちゃ好きな味なので、再購入しようと思っています。
1位タイ ペプシ ストロングゼロ
安心度★★★★★
カロリー:0kcal ”糖類”:0g ”糖質”:0g 炭水化物:0g
これも、カロリー・”糖類”・”糖質”・炭水化物全てゼロですので、
糖尿病の方でも安心して飲めますね。
味はコーラですが、コカ・コーラとは微妙に味わいが違うのを、
今回飲み比べて、初めて知りました。
私個人としては、コカ・コーラよりこっちの方が好みの味です。
1位タイ コカ・コーラ ゼロシュガー
安心度★★★★★
カロリー:0kcal ”糖類”:0g ”糖質”:0g 炭水化物:0g
これも、カロリー・”糖類”・”糖質”・炭水化物全てゼロですので、
糖尿病の方でも安心して飲めますし、
このコカ・コーラゼロはどこにでも売っていますので、
一番、手に入り易いかと思います。
普通のコカ・コーラと比べると何だか薄めたような味ですが、
飽きの来ない定番の味です。
糖尿病でも甘いジュースが飲みたい 糖質ゼロのジュース おすすめランキングBEST8! まとめ
1 糖尿病ってどんな病気?
読んで字の如く「尿に糖分が出てくる」病気。
血の中の糖分が増える病気で、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害、脳梗塞・心筋梗塞などを引き起こす怖い病気。
食事では、”糖質”の取り過ぎに注意しなければいけない。
2 糖質って何?糖類とは何が違う?
”糖質”とは、砂糖・ぶどう糖・果糖・乳糖・麦芽糖などと、ごはんやイモに含まれるデンプンオリゴ糖・糖アルコールも含んだもので、”糖類”とは、”糖質”の中で、砂糖・ぶどう糖・果糖・乳糖・麦芽糖などだけを指す。
3 ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレスなら良い?
ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレスと書いてあるからといって、糖類がゼロという意味ではないので、安心して飲み過ぎると”糖類”の取りすぎになる。
ゼロシュガー・ノンシュガー・シュガーレスという言葉だけではなく、栄養成分表示をよくみて”糖質”の有無を確認する必要がある。
4 ”糖質”ゼロ & ”糖類”ゼロのジュース特集!
8位 キリン メッツ コーラ 安心度★☆☆☆☆
7位 スプライト エクストラ 安心度★★☆☆☆
6位 カルピス ゼロカロリーのカルピスすっきり 安心度★★★☆☆
5位 UCC まろやかメロンクリームソーダ 安心度★★★☆☆
4位 アクエリアス ゼロ 安心度★★★★☆
1位タイ ダイエットドクターペッパー 安心度★★★★★
1位タイ ペプシ ストロングゼロ 安心度★★★★★
1位タイ コカ・コーラ ゼロシュガー 安心度★★★★★
現代の医学では、糖尿病は一度かかってしまうと完全には治らない病気ですので、
自分で、食事を制限しながら生活する必要がありますが、
この食事制限は、食べる楽しみを奪い、けっこう辛いものです。
特に、甘いものが好きな方にとっては、片腕をもぎ取られるぐらい辛いもので、
「どうにか甘いものを食べられないか…」
と、私達も日々頭を悩ませています。
今回、ジュースを評価しましたので、
患者さん達が、ちょっとでも甘いものを安心して楽しめるように、
この結果を患者さん達にも伝えようと思ってます♪