高齢者でダイエットが必要になる7つの病気とは?ダイエットの注意点から食事制限と運動まで解説!

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気温も上がり、ダイエットしやすい季節になりました。

カッコよくなるためや健康維持のためではなく、

病気によっては、病気を悪化させないためにダイエットが必要になります。

今回は、高齢者がダイエットをしなければならない病気の注意点から、食事制限と運動のポイントをお話します。

高齢者でダイエットが必要になる7つの病気とは?

高齢者で、ダイエットが必要になる病気として、以下の7つの病気が挙げられます。

・糖尿病
・腎臓病
・高血圧症
・心筋梗塞(狭心症)
・脳梗塞
・変形性関節症
・睡眠時無呼吸症候群
 

それでは、なぜダイエットが必要になるのかを、ひとつずつ説明していきます。

高齢者の糖尿病

肥満になると耐糖能(血糖を処理する能力)が低下し、糖尿病の悪化を進めますので、ダイエットが必須になります。

高齢者は、加齢による内臓機能の低下もあり、糖尿病が悪化するのも早くなります。

また、高齢になると高血圧や高脂血症など他の疾患を元々持っている方も多く、糖尿病合併症が出やすくなりますので、

できるだけ早めにダイエットして対応する事が必要になります。

高齢者の腎臓病

内臓脂肪型の肥満になると、アルブミン尿(たんぱく尿の一種)が出やすくなりますので、腎臓病の悪化を防ぐためにはダイエットが必要になります。

高齢者の場合は、加齢により腎臓の機能も低下しているので、ダイエットをして対処する必要があります。

高齢者の高血圧症

過食による肥満は、血液中のナトリウム濃度が高くなる事や、肥大した脂肪細胞から分泌されるアンギオテンシノーゲンという物質が血管を収縮させ、高血圧の原因となります。

これに加えて高齢者は、加齢による血管の老化で動脈硬化になりやすく、血圧が高くなる傾向がありますので、

血圧を下げるためにはダイエットが必要になります。

高齢者の心筋梗塞(狭心症)

肥満で内臓脂肪が蓄積する事で、脂肪細胞から出て血栓を作るPAI-1という物質の分泌が多くなることがわかっています。

更に、内臓脂肪が蓄積すると、動脈硬化を防ぐアディポサイトカインという物質の分泌が低下して、動脈硬化を加速させます。

高齢になると、加齢により動脈硬化が進みますし、心筋梗塞や狭心症の症状を感じにくくなる事が、病気を悪化させる危険性を高めます。

高齢者の脳梗塞

脳梗塞も、心筋梗塞や狭心症と同じで、動脈硬化が原因となります。

肥満で内臓脂肪が蓄積すると、脂肪細胞から出る血栓を起こすPAI-1の分泌が多くなることや、動脈硬化を防ぐアディポサイトカインの分泌が低下する事で動脈硬化が悪化します。

高齢になると、加齢により動脈硬化が進む事に加え、心房細動を起こす事もあるため、脳梗塞を起こす危険性が高くなります。

高齢者の変形性関節症

変形性関節症には主に、変形性腰椎症・変形性股関節症・変形性膝関節症があります。

変形性腰椎症は、骨粗鬆症の方が転倒などによって起こすものですが、

変形性股関節症と変形性膝関節症は、肥満で重くなった体重を長い期間関節が支える事で関節が変形したり、軟骨などが変形する事などで起こります。

どちらも高齢者で女性が多い傾向があります。

高齢者の睡眠時無呼吸症候群

肥満は、首回りにもぜい肉がつき、寝た時にぜい肉の重さで気道が塞がれ、睡眠時無呼吸症候群になる危険性が高くなります。

高齢になると、気道の周りの筋肉などの組織の弾力が損なわれて気道がつぶれ、無呼吸が起こりやすくなりますので、

肥満があると睡眠時無呼吸症候群への危険性がさらに高くなります。

高齢者がダイエットする時の注意点は?

高齢者がダイエットする時に注意しなければいけない事は、

・食事制限は慎重に!
・運動は無理の無いように!

という2点です。

食事制限は慎重に!

ダイエットというと、まず食事制限が思い浮かぶかと思いますが、
カロリー計算や食品の選択もせず、ただ単に食べる量を減らすような事はしないで下さい。

高齢になると内臓機能の低下で、良くも悪くも食べたものが十分に栄養になるわけではありません。

基本的に、食べ物を「減らす」のではなく、病気に良くないものを「食べ過ぎない」ようにするという事を習慣にして下さい。

例えば、糖尿病の方は糖質や炭水化物を摂り過ぎている事が多いですので、甘いものや穀類を「食べ過ぎない」という事です。

食事の摂り方を主治医から指導されている方は、指導をきちんと守ることが大事です。

まだ指導されていない方は、主治医に相談してカロリーや制限する食物などを具体的に指導してもらって下さい。

運動は無理しないように!

ダイエットには運動がすごく大事ですが、無理な運動は病気を悪化させてしまいます。

と言っても、運動が少なすぎればダイエットになりません。

血糖値や血圧などの数値に注意しながら、栄養補給のタイミングや脱水などに気を付けて、正しい運動負荷や運動量で行って下さい。


高齢者のダイエットは、病気に合わせた適度な運動をサボらず続け、

長い期間をかけて努力する「無理をせず、楽をせず」という事が重要です。

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高齢者のダイエットに最適な食事制限と運動!

高齢者がダイエットをするため、それぞれの病気で気を付けなければいけない食事制限と運動のポイントをお話します。

高齢者のダイエットで食事制限する時のポイント

高齢者のダイエットで食事制限する時のポイントは、

・糖質制限
・脂質制限
・カロリー制限

の3つです。

糖質制限

高齢者がダイエットする時に制限しなければいけない栄養素として「糖質」は非常に大事で、
糖尿病や腎臓病では「糖質制限」が特に重要になります。

糖質は、砂糖などの甘い物だけではなく、炭水化物として米や麦などの穀類にも多く含まれています。

炭水化物は、和菓子からスナック菓子やケーキ、麺など、あらゆる食品に含まれていますので、食べ過ぎには注意が必要です。


最近では、糖質を抑えてある「低糖質」食品やノンシュガー飲料も増えており、選択肢が増えています。

脂質制限

肥満を解消するために、制限しなければいけない栄養素として「脂質」も重要です。

特に、高血圧症・心筋梗塞(狭心症)・脳梗塞では、内臓脂肪の蓄積を抑える必要があるため、脂質の制限が重要になります。

脂質は、肉類・魚類・食用油・調味料など、さまざまな食品に含まれています。

脂質は、過度な制限をするといけませんので、

1日の摂取エネルギーの20~25%を脂質で摂るのが望ましく、これを目安に摂り過ぎないよう制限をしましょう。

カロリー制限

全身の体重を落とすにはカロリー制限が有効です。

特に、全身の体重を落とさなければいけない変形性関節症・睡眠時無呼吸症候では大事な制限です。

カロリー制限は、摂取カロリーから消費カロリーを引く事で計算できますが、年齢により基礎代謝が変わります。

年齢別の基礎代謝としての消費カロリーを算出する方法として、

ハリス・ベネディクト方程式(改良版)というものがあり、下記のウェブサイトで計算できます。

ke!san https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228736

高齢者のダイエットで運動する時のポイント

ダイエットを目的とした運動は、ウォーキングや水泳など、軽く息が切れる有酸素運動が最適ですが、

高齢者のダイエットでの運動は、病気ごとにポイントがあります。

糖尿病・腎臓病

糖尿病や腎臓病では、食事として糖質制限をしていると思います。

糖質制限した状態で運動をすると、低血糖になり

・異常な発汗
・手足のふるえ
・吐き気
・めまい

などの症状が現れ、さらに低血糖が進むと意識を失い、死に至る事もあります。

糖尿病や腎臓病の方は、運動する前には食事を摂り、食後1時間ほど経ってから運動するようにして下さい。

高血圧症・心筋梗塞(狭心症)・脳梗塞

高血圧症・心筋梗塞(狭心症)・脳梗塞の方でダイエットする時の運動は、脂質を消費する必要がありますので、

有酸素運動が最適な運動になりますが、これらの病気は血圧の大きな変動が病気の悪化を招きます。

運動は、軽く息が切れる程度の運動にして、決して無理をしないようにする事が大事です。

また、脱水でも病気が悪化しますので、運動する際には水分補給を忘れないようにして下さい。

変形性関節症

変形性関節症の運動は、膝や腰に無理をかけない事が大事です。

変形性関節症の方は、治療として筋力トレーニングを行っている方も多いと思います。

日常的に筋トレを行っている方は、治療としての運動(リハビリ)とダイエットとしての運動を別に考えるようにして下さい。

リハビリに有酸素運動が組み込まれていなければ、別の運動として有酸素運動を取り入れて下さい。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群のためにダイエットされる方の運動は、全身を痩せさせなければいけません。

若い世代で他の病気が無い方なら、特に運動で注意する事はありませんので無理してでも痩せる事が大事ですが、

ご高齢の方は、キツイ運動自体が身体を悪くする原因になりますので、無理をしないようにする事が大事です。

 

 !!重要!!

ダイエットとして、食事制限や運動を
行う際には、

必ず主治医に相談して、指示をもらってから実行して下さい!

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