シルバー人材センターへの依頼が急増?!シルバー人材はプロフェッショナルの宝庫?

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シルバー人材センターに派遣労働の依頼が急増しており、4年前と比較し3倍以上に増えていることをNHKが発表しました。

原因は、深刻な人手不足でしょうが、高齢者の労働力が見直されてきている事は確かです。

私の知るシルバー人材はプロフェッショナルの宝庫です。

実際にお会いしたプロフェッショナルな高齢者の人材をご紹介します。

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シルバー人材センターとは?

シルバー人材センターとは、地域社会の活性化と高齢者が働くことを通じて生きがいを得る事を目的として活動している組織です。

基本的に都道府県知事の指定を受けた社団法人ですが、市区町村単位でそれぞれが独立した運営をしています。

シルバー人材センターが企業や家庭から仕事を依頼を受け、会員として登録された高齢者の中から適任者を選んで仕事を行います。

概要図
引用:全国シルバー人材センター事業協会

仕事を依頼したい場合は、お近くのシルバー人材センターに仕事を依頼します。

依頼先は、

あなたのまちのシルバー人材センター
(
http://www.zsjc.or.jp/center/anatano)

シルバーしごとネット
(https://shigoto.sjc.ne.jp/index.jsp)

などから探せます。

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シルバー人材センターはプロフェッショナルの宝庫?

シルバー人材センターでは、いろいろな仕事を引き受けてくれますが、

高齢者の人材には、現役時代に長年仕事続けておられた、その道のプロフェッショナルな方々がたくさんおられます。

私が今までお会いしたプロフェッショナルな方々を、ご紹介したいと思います。

勤続50年の造園技能士

この方は、大きな造園会社で造園を50年続けておられた80代の男性の方でした。

たまたま私が担当していた利用者さんのお宅の庭木の剪定に来られていた方でしたが、

仕上がりがあまりにも素晴らしかったのでお話しを伺うと、やはり元プロの方でした。

数日間の作業でしたので、ちゃんとした造園会社に頼めば1日数万はかかる作業だったはずですが、
シルバー人材センターでの作業でしたので、1日数千円で済んでいるはずです。

「今でも現役で通用するんじゃないですか?」

と尋ねると、

「技術は若い者に負けない自信はあるけど、体が付いて来ないんだよ(笑)」

と笑っていらっしゃった姿もカッコよかったですね。

勤続40年以上、園長も経験された元保育士

この方は、40年以上も保育士を務めてこられ、園長も経験された70代の女性の方でした。

私が担当していた利用者さんの奥様でしたが、シルバー人材センターに登録しておられ、

依頼があれば、幼稚園や保育園のヘルプとして行かれていました。

また、地域のイベントなどがある時は、保育スペースで子供の相手をするような活動もしていらっしゃいました。

また、市の依頼を受けて育児相談会などに参加し、幼児の育児に悩んでいるお母さんの相談にも乗っておられたスゴい方でした。

勤続38年のバスの運転手

この方はバスの運転手を38年間続けて、定年後にシルバー人材センターへ登録された60代の男性でした。

ある高齢者のイベントで、シルバー人材センターから送迎バスの運転手として来られていた方でしたが、

この方の運転技術は素晴らしいものでした。

ボランティアで現役のバスの運転手の方も来ておられましたが、バスに数分乗っただけで明らかな技術の差を感じました。

現役の運転手の方の運転も上手いのでしょうが、シルバー人材センターから来られていた方の運転はカーブでも段差でも、まるで「空飛ぶ絨毯」のようにスムーズなのです。

その話をご本人にすると、

今のバスは性能も良くなっているけど、昔のバスは性能が悪かったので自然と技術が身に付いた」

と謙遜されておられましたが、

目の奥に光るプライドは見逃しませんでした。

受賞歴のある陶芸家

この方は、陶芸家を引退された70代の方でした。

シルバー人材センターの依頼で、陶芸教室や小学校などで指導をされており、イベントの関係で知り合い何度かお会いしていました。

高齢者のボランティアでご一緒させていただいた時に、お話しをする機会ができましたので、陶芸家としてのお仕事のお話しを伺うと、

なんと日本陶磁協会の賞を受賞されているスゴい陶芸家だったのです。

この方のお弟子さんは現在の陶芸界で活躍されている方もおられ、

そんな偉い方が陶芸教室や小学校で指導しておられる事にびっくりしました。

  

シルバー人材センターへの依頼が急増?!シルバー人材はプロフェッショナルの宝庫? まとめ

まとめ

1 シルバー人材センターとは?
シルバー人材センターとは、地域社会の活性化と高齢者が働くことを通じて生きがいを得る事を目的として活動している組織で、企業や家庭から仕事を依頼を受け、会員として登録された高齢者の中から適任者を選んで仕事を行います。
依頼先は、「あなたのまちのシルバー人材センター」や「シルバーしごとネット」などから探せます。

2 シルバー人材センターはプロフェッショナルの宝庫?
シルバー人材センターには、現役時代に長年仕事続けておられた、その道のプロフェッショナルな方々がたくさんおられます。

2.1 勤続50年の造園技能士
大きな造園会社で造園を50年続けておられた80代の男性の方でした。
仕上がりがあまりにも素晴らしかったのでお話しを伺うと、やはり元プロの方でした。
※詳細は本文をご参照下さい。

2.2 勤続40年以上、園長も経験された元保育士
40年以上も保育士を務めてこられ、園長も経験された70代の女性の方でした。
市の依頼を受けて育児相談会などに参加し、幼児の育児に悩んでいるお母さんの相談にも乗っておられたスゴい方でした。
※詳細は本文をご参照下さい。

2.3 勤続38年のバスの運転手
バスの運転手を38年間続けて、定年後にシルバー人材センターへ登録された60代の男性でした。
シルバー人材センターから送迎バスの運転手として来られていた方でしたが、この方の運転技術は素晴らしいものでした。
※詳細は本文をご参照下さい。

2.4 受賞歴のある陶芸家
陶芸家を引退された70代の方でした。日本陶磁協会の賞を受賞されているスゴい陶芸家だったのです。
※詳細は本文をご参照下さい。

どこの業界も人手不足が騒がれていますが、高齢者には素晴らしい経験を持った方々がたくさんいらっしゃいます。

国も、高齢者を労働力の資源として活かせるよう、いろいろな施策を既に打ってきています。

あとは、企業などの雇う側が、高齢者をただの労働力としてではなく、職種としての経験を活かした使い方を確立できれば、

人手不足や少子化の問題解消に有効な一手になるのではないかと考えています♪

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