知的障害者の就職は今がチャンスです 就職にメリットがある療育手帳は持っていますか?

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仕事で、知的障害を持つ方々の就職の相談をよく受けます。

生活するための収入を得るという意味で、仕事をするという事は無視できないのが現実です。

就職するという競争に勝つ為には、療育手帳を利用する事でメリットがあります。

知的障害者の就職状況はどうなっているのでしょうか?

知的障害者の就職は、今が本当にチャンスなのでしょうか?

療育手帳は就職のメリットになるのでしょうか?

知的障害者の就職状況

障害者雇用対策の推進もあって、
厚生労働省の発表では、障害を持った方々の雇用は年々増えていっています。

出展:厚生労働省

知的障害の方々の雇用も15年前と比較して300%に近い伸びで、順調に増えています。

就職先として、産業別のトップ3は

医療・福祉:38.0%
製造業:13.2%
卸売・小売業:12.4%

出展:厚生労働省

と、なっており、

その他にも様々な分野で働いています。

知的障害者の就職は今がチャンス!

障害者の方々の雇用が増えているのは、障害者雇用対策の推進の効果はあると思いますが、

様々な産業での人手不足も大きな要因になっているのではないかと考えてます。

特に医療・福祉関係、製造業などは、人手不足で企業の経営を揺るがすほどの大きな問題となっています。

実際に、私の周りで障害者を雇って下さっている事業主の方は

「人手が足りない中、助かっている」

と口々におっしゃっています。

人手不足の現況は、まさに

”就職のチャンス!”

としか言いようの無いものです。

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療育手帳が就職のメリットになる?

知的障害の方々に限らず、障害を持つ方々の大きな悩みは“収入”です。

障害者の方々の収入源は、基本的に障害年金しかありません。

更に、厚生年金を受けられない方は、国民年金の障害基礎年金しか受けられません。

障害基礎年金は、1級か2級の等級が付かないと受けられませんので、

軽度の知的障害の方は働いて収入を得るしかありません。

まだ、親元にいらっしゃる方は収入を増やしたいという希望ぐらいはあるでしょうが、

「特に生活には困っていない」

と思われるかもしれません。

しかし、いつかは親元を離れて生活をする日が必ず来ます。

親元を離れて生活する事になったら、収入の問題は死活問題となります。

現実問題として、企業側は少しでも仕事の質も量もこなせる人材を雇いたいのが本音ですから、
障害を持つ方より、健常な人を雇いたいというのが本心でしょうが、

障害者雇用で雇えば、国からの補助金制度を利用できますから、企業側にもメリットがありますので、

就職という戦いに勝つためには、障害者雇用として雇われた方が有利です。

障害者雇用で雇われるためには、障害者である事を証明できなけれないけませんので、

障害者である事を証明できる療育手帳を使って、障害者雇用で就職できるのが、療育手帳の最大のメリットです。

実際、私が担当していた知的障害の方は、

有名大学出身の人しか就職できないような大企業に障害者雇用で就職する事ができました。

知的障害を持った方々が働いている仕事

知的障害を持つ方もご家族も就職を躊躇される方が多いのですが、

躊躇する理由として、

「自分が(この子が)できる仕事なんて無いんじゃないか?」

という事が一番多いです。

しかし、知的に障害を持つ方でも出来る仕事はたくさんありますし、

健常者で怠けもののスタッフに比べたら、

「一生懸命やってくれるから助かる」

と、事業主の方々もおっしゃっています。

就職先ベスト3の中で、知的障害の方々が実際に行っている作業内容を
以下に一覧で挙げたいと思います。

医療・福祉

病院や施設での
・介護補助
・洗濯・洗濯建物管理
・清掃
・食事の準備・後片付け清掃
・環境整備全般
・縫製
・食事の補助作業事務
・介護業務リネン洗濯
・食器洗浄エプロン
・おしぼりの洗濯
・老人介護業務印刷・製本・包装・配送
・紙細工見本帳作成
・木工製品の製作
・レストラン接客
・レジ等
・調理補助介護職
など

製造業

工場・施設内での
・清掃
・ゴミ分別
・製品の仕分け
・製品の移動
・原料粉砕
・製造補助
・袋詰
・シール貼り・ラベリング
・異物選別
・接着剤の塗布作業
・縫製
・プレス作業
・ボタン穴の目打ち作業
・プラスチック成型
・塗装作業(塗装部品の着脱)
・製造作業の補助
・倉庫内片付け
・段ボール資材の組み立て
・バリ取り
・梱包・包装作業
・計量
・バラシ
・レジ
・容器の洗浄
・コンテナの洗浄
・入出荷の助手
・ダイレクトメール宛名シール貼り
・クリーニング作業
・商品の仕分け
など

卸売・小売業

店舗、食品加工工場での
・商品倉庫内業務
・食品製造
・清掃
・仕分・選別作業・検品・商品陳列
・製造器具の洗浄
・製造補助
・袋詰め・パック詰め
・梱包
・社員食堂購買係
・炊事
・事務室でのファイリング
・車両洗車
・商品補充
・搬送作業
・資材搬入
・商品の計量
・買い物カゴ・カート回収
・値付作業
・DM封入
・包装紙折り
・伝票押印
・ラベリング
・カタログの発送作業
など

これは、ごく一部であって、
この他にも出来る作業はたくさんあります。

実際には、これらの作業は単体だけではなく、
複数の作業を組み合わせての仕事となりますが、

就職活動時に交渉すれば、ひとつの作業を単体で行う仕事もお願いできる場合もありますので、

ハローワークや就職支援サイトなどから申し込む際には、

自分の希望をしっかり伝える事で、自分に合った職種もみえてきます。

知的障害者の就職は今がチャンスです 就職にメリットがある療育手帳は持っていますか? まとめ

まとめ

1 知的障害者の就職状況
障害を持った方々の雇用は年々増えていっている。
知的障害の方々の雇用も15年前と比較して300%に近い伸びで、順調に増えている。

2 知的障害者の就職は今がチャンス!
人手不足も大きな要因になっているのではないかと考えている。
今の人手不足の状況は、まさに”就職のチャンス!”としか言いようの無いもの。

3 療育手帳が就職のメリットになる?
就職という戦いに勝つためには、障害者雇用として雇われた方が有利で、障害者である事を証明できる療育手帳を使って、障害者雇用で就職できるのが、療育手帳の最大のメリットです。

4 知的障害を持った方々が働いている職種
知的に障害を持つ方でも出来る仕事はたくさんある。
詳細は、本文中の表を参照の事。

知的な障害を持つ方々が働く事の意味には、

収入だけではなく、生きがいや充実感を得るという意味もあります。

生きていくのに、お金はもちろん大事ですが、

生きがいや充実感というのは、障害を持った方々にとって
最も大切なものだと常々思っています。

「自分に出来る仕事はあるのか?」

「自分に合った仕事が何なのか?」

と、悩んで足踏みしているのなら、

我々のようなプロはそれを解決するために居るのですから、

ぜひ相談して下さいね♪

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