清水宏保が介護ビジネスに進出?!スピードスケート金メダリストは介護業界でも成功できるのか?

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スピードスケートで有名な清水宏保さんが介護ビジネスに進出されています。

高齢者のリハビリもできるフィットネス・デイサービス・訪問看護・居宅介護支援事業所などを

北海道で展開しておられ、成功を収めていらっしゃるようです。

そして現在、数億円をかけてサービス付き高齢者住宅の建設を進めていらっしゃり、

会社として、年商50億を目指していらっしゃるそうです。

清水宏保さんは、厳しい介護ビジネスの中で成功できるのでしょうか?

これから介護ビジネスで成功するためには何が必要なのでしょうか?

介護ビジネスで成功者が増えないと困るのは我々?

介護施設の経営アドバイザーを務めた経験から語ってみたいと思います。

清水宏保さんが介護ビジネスでやっている事って?

清水宏保さんが経営している、高齢者のリハビリもできるフィットネスジムやデイサービスは、

アスリートが使うようなトレーニングマシンを使って、

理学療法士や元アスリートが運動を指導してくれるようなサービスとして、

高齢者のリハビリをするというスタイルです。

ただ、清水宏保さんが実践しているこのスタイルは、特に新しい取り組みではなく、

古くは、平成16年頃から全国的に流行したパワーリハビリテーションという、

フィットネスで使うようなマシンを使って、高齢者の筋力トレーニングをするリハビリがありましたし、

現在でも全国的に、最新のトレーニングマシンやトレーニング方法を取り入れたデイサービスはたくさんあります。

しかし、介護保険だけの収入で運営している会社は、どこもギリギリの経営状態を強いられています。

清水宏保さんは介護ビジネスで成功できるのか?

厳しい介護ビジネスの中で、清水宏保さんの会社は確実に利益を出し、

次はサービス付き高齢者向け住宅の経営にも乗り出し、

年商50億円を目指すと語っていらっしゃいました。

高齢者が増え続けている中で、介護ビジネスでひと儲けしようと介護業界へ参入してくる他業種の会社は多いのですが、

ひと儲けどころか、介護業界から撤退する会社は後を絶ちませんし、

経営を継続している会社でも赤字に近い経営で四苦八苦しているのが現状です。

高齢者という顧客が増え続けていて、介護保険や助成金として国や自治体が後押ししてくれるという、

美味しいビジネスのように見えますが、正直言って介護分野のビジネスで大きな利益を出す事は至難の業です。

では、なぜ介護ビジネスで儲ける事ができないのか?

それは、高齢者施設の建築費や維持費、人件費などのコストから出る支出に対して、

介護保険から高齢者施設などの会社に支払われる報酬が低く、企業として利益を出しにくいからです。

人件費として、基本的に施設基準というものがあり、利益があろうが無かろうが、

一定の人数のスタッフを雇っておかなければ運営できません。

また、高齢者施設を建築しようとすると、高齢者の入居が15人程度の小さな施設でも、

建築費だけで1億を軽く超えてしまいますし、

入居者が100人以上の大きな施設では、10億~30億の建築費がかかり、

そこに、所得税や固定資産税、不動産所得税などの莫大な維持費もかかってくるわけです。

これは、清水宏保さんでも同じですが、

スポーツマンとしてのネームバリューが高く、営業効果が高い事だけではなく、

清水宏保さんの「今までの介護業界の経営者には無い発想」が成功に結び付くのではないかと期待しています。

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これからの介護ビジネスで成功するためには何が必要?

今までの介護ビジネスは、介護保険という保険収入だけでも成り立っていました。

高齢者が施設などの介護サービスを利用しても、介護保険から8割~9割支払われますので、

高齢者が支払う金額は実費の1割から2割で良いのです。

仮に実費で1万円かかったとしたら、サービス内容が悪いとクレームの嵐になるでしょうが、

千円だけなら多少サービス内容が悪くても文句はあまり出ませんし、

極端な話、高齢者がそこに居るだけで確実に安定してお金が入って来るのです。

だからこそ介護サービス事業者は、いわゆる

「ぬるま湯に浸かっている」

ような経営でもやってこれた訳ですが、

高齢者が増え続けている事で、介護保険の財政が圧迫され、

高齢者施設などに支払われる介護報酬は下がる一方です。

さらに、キツイ・汚い・危険の3Kで有名になってしまった介護職は、

慢性的な人手不足に陥り、施設側は

「給料を上げないとスタッフが来てくれない」

という事態に陥って、

人件費のコストがかさみ、さらに経営を圧迫する事につながっています。

ですので、これから介護ビジネスで成功するためには、

介護保険の報酬だけに頼らない経営が必要で、

実費で1万円払ってでも、高齢者が使いたいと思うようなサービスを展開していく必要があります。

介護保険を使って「安く済むから使う」サービスだけではなく、

一般人向けの普通のサービス業のように、お金を払ってでも

「行きたいから行く」
「使いたいから使う」

という付加価値が無いと、今後は介護業界での成功は難しいと思われます。

そんな中で、清水宏保さんのフィットネスジムは高齢者でも年会費を実費で支払ってもらっていて、

それでも、多くの高齢者を集めており、

介護保険の収入だけをあてにせず

「サービスの質を高める事で利益に繋げる」

という、

「今までの介護業界の経営者には無い発想」を

清水宏保さんは持っていらっしゃるのではないかと思います。

介護ビジネスで成功者が増えないと困るのは我々?

施設の経営というと、一般の方には全く関係の無い話で、

「そんなの興味すら無いよ」

という方が大半でしょうが、

高齢者施設などの介護サービスの経営が上手くいかず、事業所自体が減ってしまえば、

介護サービスを受ける側も選択肢が少なくなるどころか、

介護サービスを受けられない事態に陥る可能性があり、

最終的に困るのは、介護サービスを受ける側の我々なんです。

「国が何とかしろよ!」

と叫びたいところですが、

国の財政もギリギリで、高齢者にお金を回してくれる事は期待できません。

儲け主義でも仕方ないので、

「儲かる高齢者ビジネス」

を確立して、一般企業がどんどん参入してきてくれるようにならないと、

介護サービス自体が破綻してしまいます。

清水宏保さんのビジネスが成功して、高齢者ビジネスの指針となり、

「国や自治体に頼らない介護サービス」

を確立していただきたいと願っています。

最後に

今回は、施設の経営など難しい話でしたが、

我々が将来、介護サービスをちゃんと受けられるかどうかは、

国や自治体をあてにはできません。

介護ビジネスを、一般企業が儲けるために寄ってたかってくるような

「美味しい業界」

にしないと、

これから高齢者になる我々に、悲惨な未来が待っている事を肝に命じておくべくだと思います。

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