新幹線殺傷事件の犯人は、なぜ犯行に及んだのか?誰でもいいから殺したいという心理とは?

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新幹線殺傷事件がメディアを賑わせています。

犯人は「誰でもいいから殺したかった」と犯行動機を語っているようですが、

「誰でもいいから殺したい」という心理は、どれだけ考えても我々には到底理解できません。

しかし、身体や心の病気で苦しんでいる方の中には、

「理解できなくもない」

という方もいらっしゃいます。

「誰でもいいから殺したい」という心理とは、どんなものなのでしょうか?

「理解できなくもない」とおっしゃる方々のご意見をまとめてみました。

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誰でもいいから殺したい…という犯行動機への反応

新幹線殺傷事件の犯人は「誰でもいいから殺したかった」という犯行動機を語っているようです。

ノートや日記には「死にたい」という言葉が数多く綴られていたようですし、

祖母や叔父にも、直接「死にたい」と訴えて続けていたようです。

この犯人の心理に関して、ネット上などで様々な意見が飛び交っており、

仕事としてテレビ的な意見を求められる芸能人の方々からは、

「新幹線を利用する人のため、対策して欲しい」

という視聴者の気持ちを代弁する言葉が多く聞かれますし、

ネット上では、「人を殺したい」と思った事があるという経験を持つ方が、

「言葉では説明できない」

と、リアルな意見を発信しています。

また、心理学者は、

両親の育児放棄で施設や祖母に預けられ、愛情を知らずに育ったという犯人の生い立ちから、

育児放棄や施設の生活で、他者に受け入れられない経験が、自分を受け入れられなかった事に繋がり、

その代償で、他人を支配しようとして「誰でもいいから殺したかった」という心理に繋がった・・・

という難解な意見を述べられています。

誰でもいいから殺したい・・・という心理は「わからなくもない」という方々のご意見

ネットやテレビでの意見は、推測や個人の意見でしかなく、

真相は犯人本人の心の中で、

「自分でもわからない」

ような心理だと思います。

ただ、犯人と同じ「死にたい」という気持ちが日常的にある高齢者や障害者の方々の中には、

「誰でもいいから殺したい」という心理を

「わからなくもない」

とおっしゃる方々もいらっしゃいます。

今回は、そんな方々のご意見をまとめてみました。

※以下のご意見は全て、ご本人に掲載の許可をいただき、守秘義務を厳守した上で掲載しております。

ヤケクソになっていた?

これは、発達障害を持つ30代男性の方のご意見です。

この方は、中学生の頃に発達障害の診断を受けられましたが、

有名大学を出て、新卒で大企業に就職された方です。

発達障害の影響で、小学校の頃から周りに馴染めず、いつも一人で居たそうで、

就職してからも、職場の人間関係に苦しみ、今も職を転々としていらっしゃいます。

「発達障害のせいで全てが上手くいかない」
「これからもずっと同じ苦しみが待っている」

と、考え「もうどうでもいい!」とヤケクソになる事が時々あるそうです。

そんな時は、

「核戦争が起こって皆死ねばいいのに」
「自動車で人込みに突っ込めば気持ち良いかな?」
「ライフルで窓から通る人を何人も狙撃したらスッキリするかな?」

などと、妄想が膨らむそうですが、

ある程度で我に返り、妄想に逃げている事を反省するそうです。

「実行しないよう自分でブレーキできる?」

という私の問いに、

「そんな恐ろしい事を現実にする勇気は無いですよ(笑)」

と、笑っておられました。

新幹線殺傷事件の犯人も人生に絶望して、

「ヤケクソになって、妄想を実現してスッキリしたかったんじゃないかな?」

とおっしゃっていました。

死刑になりたかった?

これは、脳梗塞で障害を持つ70代女性の方のご意見です。

この方は、2度の脳梗塞で重い後遺症が残り、辛い生活を送っていらしゃる方です。

この方も常に「死にたい」という気持ちがあり、いつも「誰にも迷惑をかけない死に方」を考えておられるそうです。

このため、宗教やスピリチュアルな話に強い興味を持っておられ、

「自殺すると成仏できない」

という理由で、自殺を思い留まっているとの事でした。

新幹線殺傷事件の犯人も、宗教の勉強をしていたとの報道もあり、

「自殺したいけど自殺じゃ成仏できないから、人を殺して死刑で死にたかったんじゃないかと思う」

という意見を持っていらっしゃいました。

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独りじゃ死ねなかった?

このご意見を下さった方は、変形性膝関節症の60代の女性の方です。

この方は、膝が悪く歩行に少しだけ難があるぐらいで、身体はそんなに悪くありませんが、

3年前に、ご主人と息子さんを同時に亡くされ、近くに親戚も近所付き合いも無く、お独りで寂しく暮らしている方です。

毎日、仏壇の前に行くたび「すぐ私もそっちに行くからね」と、ご主人と息子さんの遺影に向かって話しかけているそうです。

ただ、自殺できない理由として、

「独りで死ぬのは怖いから、独りじゃ死ねない」
「一緒に死んでくれる人なんて居るはずないし、寿命が来るのを待っている」

とおっしゃっておられました。

「犯人も独りで死ぬのが怖いから、誰か道連れにしたかったんじゃないかな?」

と語っておられました。

女性と一緒に死にたかった?

このご意見は、頚椎損傷の30歳代の方のものです。

この方は、バイク事故で頚椎を損傷され、手が少し動かせるだけで、胸から下は完全に麻痺しており、

生活全般にわたって介護を受けておられる方です。

この方は独身ですが、お元気な頃は彼女も居て、今も女性に興味があり、

「〇〇病院の看護師の〇〇さんってかわいいですよね?」
「どこか介護しながら一緒に暮らしてくれる女性はいないですかね?」

などと、雑談の中でも女性の話で盛り上がる事が多いのですが、

今回の新幹線殺傷事件の犯人は、女性と交流が無かったという事や、

最初に襲った被害者が女性だという事から、

「女性と一緒に死ぬ事で、彼女と死んだ気になりたかったんじゃないのかな」

というご意見を聞かせて下さいました。

最初に襲った女性にムカついた?

この方は、人工透析を受けている70代男性の方です。

この方は、人工透析で2日に一度、病院に通っておられる方ですが、

病院での看護師の対応にムカつく事が時々あるそうです。

元気ならば許せるような事でも、人工透析で身体が辛いと、ちょっとした事でもイラっと来るらしく、

看護師を怒鳴る事もあるそうです。

今回の新幹線殺傷事件も、凶器は準備していたとの報道があったため、

どこかで無差別殺人を実行しようと思っていたかもしれないが、

「ただでさえイライラしているところに、隣に座った女性が何か気に入らない事をして、ムカついてキレたんじゃないか?」

と、ご意見を話して下さいました。

最後に

今回、お話しをお聞きした方は、長い付き合いでもあり、普段からいろいろ

本音を語って下さる方々ですが、

新幹線殺傷事件の件は、皆さん口を揃えて、

「犯人も、自分の暗い気持ちを誰かが聞いてくれていれば発散できたんじゃないのか?」

「死にたいという訴えを、真剣に聞いてくれる人が居なかったんじゃないのか?」

とおっしゃっておられ、

報道で出てこられた、犯人の父親・祖母・伯父・施設の関係者がみんなテレビのインタビューに対して、

他人事のように語っていたのが非常に気になったと語っていました。

犯人を擁護するつもりは、これっぽっちも無いどころか、

発達障害や精神疾患が原因であるような言い訳をされるのは、

頑張っている障害者の方々にとって失礼極まりない話で、憤りを感じています。

しかし、もし周りの人達が、犯人の障害に対して、もっと真剣に対応していれば、

今回の事件は未然に防げたのではないかとも思っています。

亡くなられた被害者の方のご冥福と、ケガをされた被害者の方の回復をお祈り致します。

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