安全に鼻うがいをするには?注意点はこの5つ!

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患者さんに鼻うがいをご指導する時には、

安全に鼻うがいを行うための、

5つの注意点をご指導します。

この注意点を守らないと、鼻や耳のトラブルにつながりかねません。

これから鼻うがいをしようとしている方は、

注意点をしっかり読んで理解して下さいね。

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重要!鼻うがいの注意点!

鼻うがいを間違った方法で行うと鼻や耳に障害が起こる事があります。

以下の注意点を必ず守って下さい。

①鼻うがい液を鼻に入れたままつばを飲み込まないようにする。

②上を向いて鼻うがいをしない。

鼻と耳は耳管という管で繋がっています。

耳管は普通閉じていますが、

・あくびをする

・つばを飲み込む

と、耳管が開き鼻からの水分が入りやすくなります。

また、上を向くと重力の関係で水分が耳管に入りやすくなります。

初心者のうちは液を鼻に貯めにくいので、

上を向こうとしますが、我慢して下さい。

慣れてきて、上級者になったらノドまで液を通すために、

鼻に液が入った状態で少しずつ顔を上げて、水平より少しだけ上を向く

という動きをする必要がありますが、

初心者のうちは上を向かないようにして下さいね。

耳管から耳に水分が届くと、中耳炎などの耳のトラブルにつながる可能性がありま

もし、水分が耳に届いて違和感が取れないような時は耳鼻科で診てもらって下さい。

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③強く鼻をかまないようにする

耳管は鼻をかむときにも開きます。

液を鼻から吹き出す時に強く鼻をかみそうになるでしょうが、

液が鼻に残っている間に強く鼻をかむと耳管が開いて水分が入る可能性が高くなります。

を鼻から吹き出す時は、強く鼻をかまずに軽く吹き出すようにして下さい。

④吸い込む時は声を出す

これは、ディスペンサーやドレッシングボトルを使う場合に限りますが

、必ず「エーーーー」とか「アーーーー」とか

声を出しながら行って下さい。

声を出す事でムセる危険を避けることができます。

更に、声を出していればつばを飲み込まないので耳に入る危険性も減らせます。

⑤何度も続けて行わない

1日に何度も鼻うがいを行うと、のどの粘膜に負担をかけます。

1日の回数は3回までにとどめて、1回の繰り返しは3回までにして下さい。

安全に鼻うがいをするには?注意点はこの5つ! まとめ

まとめ

1 重要!鼻うがいの注意点!
鼻うがいを間違った方法で行うと鼻や耳に障害が起こる事がある。

 ①鼻うがい液を鼻に入れたままつばを飲み込まないようにする。
  ・あくびをする
  ・つばを飲み込む
  と、耳管が開き鼻からの水分が入りやすくなります。

 ②上を向いて鼻うがいをしない。
  上を向くと重力の関係で水分が耳管に入りやすくなる。

※耳管から耳に水分が届くと、中耳炎などの耳のトラブルにつながる可能性がある。

 ③強く鼻をかまないようにする
  強く鼻をかまずに軽く吹き出すようにする。

 ④吸い込む時は声を出す。
  声を出す事でムセる危険を避けることができる。
  声を出せば唾を飲み込まないので耳に入る危険性も減らせる。

 ⑤何度も続けて行わない
  1日の回数は3回まで、1回の繰り返しは3回までにする。

鼻うがいをすると、風邪や花粉症を予防できますし、

鼻の中を清潔に保つ事ができるため副鼻腔炎などの病気も予防できます。

鼻づまりには劇的な効果が感じられ、何よりスッキリして気持ちが良く、

頭もハッキリしますので勉強中や仕事前に行うと、作業がはかどります。

私が自分で実行して、鼻うがいの効果を実感してから、

担当した患者さんやそのご家族に、

鼻うがいのご指導させていただきましたが、

皆さんたいへん喜ばれています。

慣れないうちはなかなか難しいですが、

諦めずに続けると必ずスムーズにできるようになります。

慣れてきて、上級者に達したら冷水の水道水でも痛くなくできるようになります。

私は鼻うがいがクセになってしまい、

顔を洗う時には無意識に鼻で水を吸い込んでしまいます(笑)

体の弱い私が、風邪とも花粉症とも無縁なのは、

この鼻うがいの効果が大きいと思います。

みなさんも是非やってみて下さい ♪

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