高齢者でスマホのトラブルが急増?トラブルの対策まで解説します!

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昨今、らくらくホンなど使いやすい機種が増えてきた事もあり、ご高齢の方々もスマホを使う方が増えてきたようです。

その中で、高齢者だからこそのトラブルが急増しており、注意が必要になっています。

私達がお付き合いしている高齢者の方々も、スマホでトラブルが起き、ご相談を受ける事も日常茶飯事です。

今回は、高齢者の方々がスマホを使う上でのトラブルを取り上げ、トラブルの対策まで解説したいと思います。

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高齢者のスマホ事情

MMD研究所の発表によると、60歳以上のスマートフォン利用者は48.2%となり、年代別では60代で51.9%と、とうとう半数を超えました。


引用:MarkeZineニュース

さらに、60歳以上の80.5%はスマホを購入したいと考えており、

高齢者でもスマホを利用する方が、これからますます増えていく事を予想させます。

引用:MarkeZineニュース

利用率としては、メール・動画鑑賞・ネットショッピングが高いのがわかりますが、


引用:MarkeZineニュース

実は、これらの使い方の中にトラブルが潜んでいます。

高齢者がスマホを使う時のトラブルは?

高齢者がスマホを使う時に起こるトラブルとしては、

・使い方がわからない
・ネットショッピング
・架空請求
・格安スマホ
・加齢による身体的変化

というものが挙げられます。

使い方がわからない

高齢者がスマホを使う際に、最も多いトラブルが、使い方や設定の方法がわからないというものです。

使い方といっても、電源のオン・オフや電話に出るなど基本的で簡単な操作は、その気になれば高齢者といえどすぐに覚えられますし、写真を撮って保存しておくだけならすぐにマスターできます。

 

らくらくホンがあまり売れていないという事が話題になっていますが、この背景には、らくらくホンとして簡単になっている操作は、普通のスマホでも出来るという事があります。

高齢者がスマホを使いたい理由として一番多いのが、孫など若い世代の家族とコミュニケーションを図りたいというものがありますが、

若い世代はLINEなどのSNSを主な連絡手段に使っているため、SNSを使う必要がでてきます。


SNSを使うにはアプリのインストールから始めなければいけませんし、アプリをインストールできたとしても、登録や設定など次々と高い壁が待ち受けています。

LINEなどのアプリを登録・設定までして、使い方まで教えてくれるサービスもありますので、一時的にこの問題は解決できますが、

スマホはガラケーとは違い、エラーで使えなくなる事も多く、エラーを回避する方法も、エラーから復帰する方法も高齢者にはわかりません。

使い方がわからない時の対策

スマホの使い方は、メーカーのサポートを利用するよう言われますが、
「電話越しの説明では、用語や画面の操作方法がわからない」
という意見が大半で、結局は解決できず諦めるケースが多いようです。

一番の解決策は、スマホを買ったショップにスマホを持って行って、店員さんに直接サポートを受ける事です。

サポートは、もちろん有料になりますが、数百円で済むので、ケチらずにサポートしてもらった方が後々のトラブルも防げます。

ネットショッピング

インターネット利用のトラブルとして最も多いのは、ネットショッピングによるものが大半を占めるようです。

ネットショッピングのトラブルとして、

・代金を振り込んだが品物が届かない
・注文した商品と届いた商品が違う
・商品が偽ものだった

というのが定番ですが、これは高齢者だけではなく誰もが陥るトラブルです。

ただ、インターネットに慣れている世代は、これらのトラブルを防ぐための知識や感覚を身に付けているので、トラブルは最小限に抑えられますが、

高齢者の方々は、インターネットに慣れていない分、トラブルを防ぐための知識や感覚は持っていません。

結局、怪しいサイトで商品を注文し、トラブルに合うという事が多いようです。

ネットショッピングで困った時の対策

高齢者に関わらず、誰でも「少しでも安いものを手に入れたい」という欲が、これらのトラブルを生む原因です。

トラブルを完全に防ぐのは難しいですが、少しでもトラブルを減らすためには、信用できる大手サイトの中で使いやすいサイトを選び、他のサイトは使わないようにする事です。

インターネットに慣れて、怪しいサイトが見破れるほどのスキルを身につけてから他のサイトで購入するようにしましょう。

架空請求

メールで「最終通告」というタイトルの架空請求をよくみますし、ブラウザでサイトを見ていて「ウイルスに感染しました」という警告が出る事があり、ネットの世界では、様々な架空請求で溢れています。

ネットに詳しい若い世代なら、「バカバカしい」で済ますような事でも、
慣れていない高齢者は「何が起こった!?」とパニックになり、高齢者になると自分の記憶にも自信が無くなっている事もあり、
架空請求の詐欺にひっかかるケースが非常に増えているそうです。

また、高齢者といえど、アダルトサイトや出会い系サイトに興味を持つ方も多く、

実際には利用していないサービスでも不安をあおって支払いを請求され、それに応じてしまうケースも急増しているそうです。

架空請求された時の対策

大事なのは、怪しいサイトには絶対に行かない事です。

また、何かのサイトに登録した時は、メモでも良いので記録を残しておき、
もしサイトの料金の請求がきたとしても、記録に無いサイトであれば無視する事です。

本当に登録したサイトからの請求であっても、高額な請求であれば詐欺の可能性が高くなります。

そんな時は、下記の電話番号に電話して相談してみて下さい。

消費者ホットライン 188(いやや)

この番号で、各地の消費生活センターに直接相談することができます。

格安スマホ

格安スマホは、電話の使用や大手キャリアのサービスが使えないなどの制限がある事があります。

機種代金や使用料金の安さだけで、機能の制限も確認せず契約し、期間縛りで契約解除料も高額なため、買い替えもできず、消費者センターへ相談してくるケースが急増しているそうです。

さらに、サポートサービスをケチって、トラブルが起きた時にサポートが受けられないとクレームとして怒鳴り込んでくる高齢者の方もいらっしゃるそうです。

格安スマホで困らないための対策

まず、スマホで何をしたいのか?をしっかり決めて、契約する前に機能の制限をちゃんと確認する事です。

自分のしたい事ができる事を確認した上で契約し、サポートサービスには必ず入っておいて下さい。

自分がしたい事が格安スマホではできないのであれば、料金は高くなりますが大手の会社で契約するしかありません。

加齢による身体的変化

高齢になると、加齢で目も悪くなりますし指先の細かい動きもできなくなります。

また、スマホの多くは画面のタッチに「静電容量方式」を採用しており、加齢で指先の脂分や水分が減り乾燥していると反応が悪くなる事もあるようです。

加齢による身体的変化への対策

お店では、画面が見やすくタッチもしやすいように、らくらくホンを使うよう言われますが、設定やアプリで大きな文字にできますので、デザイン重視で購入しても大丈夫です。

設定やアプリの使用は、料金を払えばお店で設定してもらえます。

また、画面が見やすいように大きな画面のスマホを選ぶ事が大事ですし、小さめのタブレットでも電話機能がついているものもありますので、お店で相談してみて下さい。

タッチの反応が悪い時は、ハンドクリームなどで脂分や水分を補って下さい。

それでも反応が悪い時は、タッチペンやタッチパネル用の指サックを使うと良いです。

  

高齢者でスマホのトラブルが急増?トラブルの対策まで解説します! まとめ

まとめ

1 高齢者のスマホ事情
60歳以上のスマートフォン利用者は48.2%となり、年代別では60代で51.9%と、とうとう半数を超えました。
さらに、60歳以上の80.5%はスマホを購入したいと考えており、高齢者でもスマホを利用する方が、これからますます増えていく事を予想させます。
利用率としては、メール・動画鑑賞・ネットショッピングが高いのがわかりますが、これらの使い方の中にトラブルが潜んでいます。

2 高齢者がスマホを使う時のトラブルは?
高齢者がスマホを使う時に起こるトラブルとしては、
・使い方がわからない
・ネットショッピング
・架空請求
・格安スマホ
・加齢による身体的変化
というものが挙げられます。

テクノロジーがどんどん進化していく中で、高齢者の方々もそれに順応していく努力が必要です。

なんて言っている我々も、いずれ高齢者になり、テクノロジーに付いていけなくなる日が必ず来ます。

いずれは自分も助けてもらう必要が出てくる事を想像して、

もし高齢者の方がスマホの扱いで困っているのを見かけた時は、是非助けてあげて下さいね♪

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