毎日、ニュースで騒がれている「紀州のドンファン」こと、野崎幸助さんの不審死は、
遺体から大量の覚せい剤が検出されるなど、他殺説・自殺説・事故死説など様々な憶測が飛び交っています。
そこで、私が注目したのがパーキンソン症候群です。
生前、ご本人がテレビに出演されていた映像を見ると、明らかにパーキンソン症候群の症状がみられます。
覚せい剤とパーキンソン症候群との関係を基に、私なりに野崎幸助さんの死の真相を推測してみました。
目次
野崎幸助さんのパーキンソン症状とは?
パーキンソン病とパーキンソン症候群の違い
パーキンソン病とパーキンソン症候群は同じものではありません。
パーキンソン病は正式には「本態性パーキンソン病」と呼び、これ自体がひとつの病気です。
一方パーキンソン症候群は、脳卒中(脳梗塞や脳出血)、薬剤の副作用など、
他の病気や副作用が原因で、
パーキンソン病と似た症状が出るものです。
パーキンソン病の症状
パーキンソン病は、
- 運動障害
- 自律神経障害
- 睡眠障害
- 精神障害
- 認知機能障害
などの症状が出現しますが、運動障害だけ挙げると、
- 安静時振戦(安静時に手足が小刻みにふるえる)
- 固縮(全身の筋肉が固くなる)
- 無動(動きがゆっくりになる)
- 姿勢反射障害(身体のバランスが悪くなる)
を主症状として、
- 顔の表情が乏しくなる
- 声が小さくなる
- 姿勢が前かがみになる
- 歩行が小刻みになる
- 一歩目が出にくい
- 歩くと突進する
- 字や図を描くと、小さく雑になる
などの症状が出ます。
パーキンソン症候群の症状
一方、パーキンソン症候群の症状は、
症状自体はパーキンソン病とほぼ同じですが、運動障害で唯一異なる点として、
安静時振戦(安静時に手足が小刻みにふるえる)が出ない事です。
野崎幸助さんがパーキンソン症候群だと思う理由
野崎幸助さんは、脳梗塞を2回されており、脳血管障害性のパーキンソン症候群になる可能性がある事を前提に、
野崎幸助さんがテレビ出演された際のVTRを見ると、
- 身体の動きが遅くなっていた。(無動)
- 足を後ろに1歩出す際にふらついていた。(姿勢反射障害)
- 顔の表情が固くて乏しく、無表情になっていた。
- 声が小さかった。
- 姿勢が前かがみだった。
- 歩行の歩幅が小刻みだった。
- 自筆で図を描いていたが、小さく雑だった。
- 安静時に手足の震えは無かった。
という、パーキンソン症候群の特徴が運動障害として出ていた上に、
自律神経障害として「よだれ」「涙目」「多汗」も確認できました。
これらの症状で、野崎幸助さんは本態性パーキンソン病ではなく、脳梗塞が原因の脳血管障害性パーキンソン症候群になっていたのではないか?
と、私は考えています。
覚せい剤と脳血管障害性パーキンソン症候群との関係は?
脳卒中が原因の脳血管障害性パーキンソン症候群は、
ドーパミンという神経伝達物質を受け取る量が少なくなる事で、パーキンソン病のような症状が出ます。
一方、覚せい剤の主成分であるメタンフェタミンやアンフェタミンは、ドーパミンを大量に排出させ続ける効果があります。
脳梗塞の後遺症でドーパミンを受け取る量が少なくなっているのを、
覚せい剤で排出させられた大量のドーパミンが補い、
パーキンソン症候群の症状が少しでも軽くなったのではないか・・・
と、考えています。
現に、日本で初めてパーキンソン病の薬として使用されるようになった「セレギリン」は、
体内で、覚せい剤の成分であるアンフェタミンを代謝するため、覚せい剤の原料として認定されました。
引用:医薬品 登録販売者DX
またヒトラーの映像では、活動中に手が震えている様子(振戦)がみられ、
その症状を抑えるためにペルビチンという薬を使用していたという説があります。
引用:VKsturm`s blog
このペルビチンは、メタンフェタミン(覚せい剤の成分)を多量に含んでいました。
野崎幸助さんが死に至る経過を推測すると・・・
野崎幸助さんにパーキンソン症候群の症状がみられていた事と、
パーキンソン症候群と覚せい剤の関係はご理解いただけたかと思います。
ここから野崎幸助さんが亡くなってしまうまでの経過を推測してみたいと思います。
覚せい剤が急性循環不全を引き起こす
まず、この記事を書いた6月5日時点で、野崎幸助さんの死因は「急性循環不全」と特定されましたが、
急性循環不全とは、心臓や肺の不全で、生命維持に必要な血液を循環できなくなる病状です。
急性循環不全は、軽ければ呼吸困難・動悸・胸痛・疲労感などの症状でおさまりますが、
重度になるとショック症状で、呼吸不全や心不全を起こしてしまいます。
覚せい剤を摂取すると、肺に多量の血液が溜まったり、心臓の筋肉に異常を起こし、急性循環障害を引き起こす事があり、
多量に覚せい剤を摂取すれば死に至るリスクはより高くなります。
野崎幸助さんの体内から覚せい剤の成分が多量に検出されたとの事ですが、
死因は、覚せい剤の使用で肺に血液が溜まったか、心筋に異常をきたして、急性循環不全を起こしたのではないかと推測できます。
どうやって覚せい剤を摂取したのか?
野崎幸助さんには覚せい剤を打った注射の痕も無く、部屋には覚せい剤を炙るような器具も無かった事から、
覚せい剤を口から飲んで体内に摂取したのではないかと言われています。
しかし、覚せい剤の味は非常に苦いらしいので、
知らない間に飲み物に混ぜられて飲んでしまったとは考えにくいらしく、
無理やり飲まされた形跡も無いとの事で、
どうやって覚せい剤を飲んだのか?という謎が各メディアで大きく取り上げられています。
しかし、カプセルに覚せい剤を入れて飲めば味は感じませんし、
カプセルの中身が覚せい剤とは知らずに、他の薬だと思って飲んだとすれば、
誰かに無理やり飲まされる事もなく、自分で飲む事も十分に考えられます。
また、部屋の引き出しに僅かな覚せい剤の反応があったという事も、
カプセルに入った薬として、引き出しに保管していれば納得がいきます。
なぜ死に至るほどの量を飲んだのか?
なぜ、野崎幸助さんは死に至るほど多量の覚せい剤を飲んでしまったのか?
私が勝手に想像した推測を、フィクションとして推理小説を読むような気持で読んでみて下さい。
野崎幸助さんが死に至るまでの経過・・・
野崎幸助さんは脳梗塞の後遺症で出ていた、パーキンソン症候群の症状に悩んでいました。
それを知人に話したところ「良い薬があるよ」と、カプセルに入った薬を持ってきてくれました。
「本当に効くのかな・・・?」
と、疑いながらも飲んでみると、
パーキンソン症候群の症状が僅かながらも軽くなり、薬の効果に確信を持ちました。
野崎幸助さんご本人は、「海外の薬か、漢方薬か」ぐらいに思っていましたが、
このカプセルに入っていた薬こそが覚せい剤だったのです。
覚せい剤は、生殖機能も劇的に強くしますので、
女性がお好きな野崎幸助さんにとっては「一石二鳥」の秘薬だと感じました。
野崎幸助さんは、中身が覚せい剤だとも知らずに、部屋の引き出しに保管していたカプセルを何度か服用し、効き目を実感していましたが、
いつもは、決められた分量を守って飲んでいました。
しかし、亡くなった当日は、結婚されたばかりの若い奥様が自宅におられましたので、
夜に備えて、生殖機能を強くしようと思い、
「量を多く飲んだ方が効き目が強くなるだろう」
と考え、
いつもより多く飲んだ事で、致死量に至るほどの覚せい剤を服用する事になり、
急性循環不全に陥り、死に至った・・・
死に至るほどの量って、そんなにたくさん飲めるの?と考えられるかもしれませんが、
覚せい剤は1g程度でも致死量に達すると言われています。
1gというと、普通に薬局で使われているカプセルの大きさでは、
一番大きいカプセルなら1錠、一番小さいカプセルでも4錠で致死量に達してしまします。
一般的に致死量と言われている量の薬物を、77歳の高齢で病気をお持ちの方が飲まれたら・・・
というのが、私が勝手に想像した事件の真相です。
これなら、
- 亡くなられていた時に下半身が裸であった事
- たくさんの監視カメラがあり、外部からの侵入は難しい事
- 愛犬の変死(たまたま落ちていたカプセルを食べた?)
も合わせて、
全ての謎が解けるのではないかと考えています。
紀州のドンファンこと野崎幸助さんにはパーキンソン症状が?覚せい剤とパーキンソン症候群との関係は? まとめ
1 野崎幸助さんのパーキンソン症状とは?
1.1 パーキンソン病とパーキンソン症候群の違い
パーキンソン病はこれ自体がひとつの病気で、パーキンソン症候群とは、他の病気や副作用が原因でパーキンソン病と似た症状が出るものです。
1.2 パーキンソン病の症状
パーキンソン病の運動障害は、顔の表情が乏しくなる・声が小さくなる・姿勢が前かがみになる・歩行が小刻みになる・一歩目が出にくい・
歩くと突進する・字や図を描くと小さく雑になる、などの症状が出ます。
1.3 パーキンソン症候群の症状
症状自体はパーキンソン病とほぼ同じですが、運動障害で唯一異なる点として、安静時振戦(安静時に手足が小刻みにふるえる)が出ない事です。
1.4 野崎幸助さんがパーキンソン症候群だと思う理由
野崎幸助さんは、脳梗塞を2回されており、野崎幸助さんがテレビ出演された際のVTRを見ると、身体の動きが遅くなっていた。(無動)・足を後ろに1歩出す際にふらついていた。(姿勢反射障害)・顔の表情が固くて乏しく、無表情になっていた。・声が小さかった。・姿勢が前かがみだった。・歩行の歩幅が小刻みだった。・自筆で図を描いていたが、小さく雑だった。・安静時に手足の震えは無かった。という、パーキンソン症候群の特徴が運動障害として出ていた上に、自律神経障害として「よだれ」や「涙目」も確認できました。
2 覚せい剤と脳血管障害性パーキンソン症候群との関係は?
脳梗塞の後遺症でドーパミンを受け取る量が少なくなっているのを、覚せい剤で排出させられた大量のドーパミンが補い、パーキンソン症候群の症状が少しでも軽くなったのではないか・・・と、考えています。
3 野崎幸助さんが死に至る経過を推測すると・・・
3.1 覚せい剤が急性循環不全を引き起こす
死因は、覚せい剤の使用で肺に血液が溜まったか、心筋に異常をきたして、急性循環不全を起こしたのではないかと推測できます。
3.2 どうやって覚せい剤を摂取したのか?
カプセルの中身が覚せい剤とは知らずに、他の薬だと思って飲んだとすれば、誰かに無理やり飲まされる事もなく、自分で飲む事も十分に考えられます。
3.3 なぜ死に至るほどの量を飲んだのか?
本文中の野崎幸助さんが死に至るまでの経過・・・を、私が勝手に想像した推測のフィクションとして推理小説を読むような気持で読んでみて下さい。
これは、あくまでも私の医学的知識から想像したフィクションですので、
事件の真相が解明した暁には、きっと赤っ恥をかくでしょう(笑)
ただ、事件の真相が「人間の醜い欲や汚い悪意」では無い事を願うだけです。
野崎幸助さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。