腹筋トレーニングは腰痛の原因?腰痛予防にはカールアップトレーニングを!

スポンサーリンク

腹筋の運動で一般的な

”上体起こし”

が、腰痛の原因になると、日本バスケットボール協会で

「推奨できないトレーニング方法」

として周知を進めている事が新聞で報じられました。

腹筋の運動と言えば、上体起こしを思い浮かべられるでしょう?

いったい何が悪いのでしょうか?

カールアップトレーニングなら腰痛が予防できるのでしょうか?

スポンサーリンク

上体起こしの腹筋トレーニングは腰に悪い?

上体起こしの腹筋運動とは、

普通に腹筋をする時のやり方を思い出してもらえば良いです。

仰向けに寝て、手を頭の後ろに当てて

「ふんっ!!」

って身体を起こす、あの腹筋です。

あの上体起こしが腰痛の原因になると発表した

日本バスケットボール協会が参考にしたのは、

カナダのスチュアート・マックギルという、

教授の研究です。

このスチュアート・マックギル教授は

腰痛や腰(体幹)のトレーニング方法なんかを

研究しているカナダの方で、

リハビリ業界では割と有名な方です。

私も3冊ほどマックギル教授の著書を持っています。

なぜ、一般的に皆がやっている

腹筋運動の上体起こしが、腰に悪いかというと、

上体起こしで身体を持ち上げる時に腰と頭の距離が遠いので、

てこの原理で頭が重くなり、

腰椎(背骨の腰の部分)にはスゴイ圧力がかかるんです。

このスゴイ圧力をかけ続けると

背骨の椎間板(背骨のクッション)を痛めるわけです。

昔は、

「膝を曲げた状態で腹筋をすれば腰を痛めない」

と言われていましたが、

膝を伸ばそうが曲げようが、

腰にかかる圧力はあまり変わらないんです。

これは、リハビリを飯のタネにしている人や

スポーツ系のトレーナーなんかじゃ常識の話です。

腰が悪い人や、体幹を鍛えなきゃいけない人には

腹筋のトレーニングは欠かせませんが、

腰の悪い人なんかは上体起こしをそのままやったら

一発で悪化しますから。

そこで、この上体起こしに変わるトレーニングとして

今、話題になっているのが

”カールアップトレーニング”

という腹筋トレーニング法なんです!

スポンサーリンク



カールアップトレーニングってどんなの?

カールアップトレーニングは、「カールアップ」というぐらですから

腹筋運動で身体を起こす時、

身体も丸める(カール)ように上げる(アップ)のが特徴です。

動きとして、頭から背中に向かって順番に床から離して体を丸める・・・

というイメージです。

身体を丸めながら上半身を起こすので、

頭と腰の距離が近くなり、てこの原理で腰への負担が軽くなります。

では、一般的なカールアップのやり方を説明します。

①仰向けに寝ます。

②両膝を90度くらいに曲げて立膝にします。

③腰は床につけます。※腰が床から浮かないように。

④両手を後頭部に当てて、少し両肩を床から浮かせます。

⑤身体を丸くするように、お腹の筋肉に意識を持ちながら頭をゆっくり上げていきます。※息を吐きながら。

⑥腹筋に力が入っている事を意識しながら、背中の上の部分が床から離れる程度まで頭を上げます。

⑦そこからお腹の筋肉を意識しながらゆっくり下げます。※息を吸いながら。

①~⑦まで15回×2セット行います。

これが、カールアップトレーニングです。

コツは動きをゆっくり行う事です。

ゆっくり動けば動くほど効果が高いですし

腰を傷める危険性が減ります。

運動は正しい方法で!

このカールアップは、腰の負担が少ないので

高齢者や病気で筋力が弱い方、

ケガでまだ無理ができない人の体幹トレーニングには欠かせない運動です。

日本バスケットボール協会が公式に発表するぐらいですから

今後、スポーツ界の常識になるんでしょうかね。

と言うより、何度も言って申し訳ないんですが(笑)

普通の起き上がり腹筋が腰に悪い事は

我々の業界では昔から常識なんです!

間違った運動は必ず身体に負担をかけます。

正しい運動の仕方は、日々研究が進みどんどん変わります。

特に医学の世界では常識が日々変わり、

「昨日の常識は今日の非常識」

という事が多々あります。

腹筋トレーニングは腰痛の原因?腰痛予防にはカールアップトレーニングを! まとめ

まとめ

1 上体起こしの腹筋トレーニングは腰に悪い?
腰椎(背骨の腰の部分)にはスゴイ圧力がかかる。
腰の悪い人は上体起こしをそのままやったら一発で悪化する。

2 カールアップってどんなの?
身体も丸める(カール)ように上げて(アップ)して下さい。
※本文中にイラストで紹介。
ゆっくり動けば動くほど効果が高い

3 運動は正しい方法でやって下さい!
間違った運動は必ず身体に負担をかけます。

医学的には常識でも

一般的には常識になっていない運動のやり方は

まだまだあります!

そんな最新の運動方法もどんどん記事にしていきますね!

では、また♪

関連記事




スポンサーリンク

フォローする